終了プロジェクト

JICA事業による温室効果ガス削減効果に関する研究

本研究では、1)円借款事業で実施したインフラ事業のうち、電力セクターおよび交通セクターを対象とした温室効果ガス削減効果の定量評価、および2)途上国における適切な緩和行動(NAMA)のシナリオを作成し、気候変動対策に関する政策支援のあり方の検証を行いました。日本の国際協力による温室効果ガス削減効果を総合的に評価し、今後の日本の環境国際協力を考えるにあたっての政策的含意を導くことを試みました。

マニラ首都圏の事例研究では、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で用いられた気候モデルを基に、2050年時点で予想される気温及び雨量の変化を局地化し、上流の雨に起因する洪水に加え海面上昇、台風の強大化も組み合わせて洪水マップを作成しました。更には建物への被害のみならず渋滞のコスト等も加味した洪水被害額を導出し、気候変動への適応として必要となる投資について提言を行いました。詳細は以下の研究成果をご参照ください。

研究領域
地球環境
研究期間
2011年10月01日 から 2013年03月31日

研究成果(出版物)