【会場変更】日本ASEAN友好協力50周年記念 プロジェクト・ヒストリー『SEED-Netが紡ぐアセアンと日本の連帯 学術ネットワークが織りなす工学系高等教育の基盤』出版記念セミナー「日本のODAのアセットを活用した日本と東南アジアの科学技術の未来」

掲載日:2023.11.22

セミナー |

日本ASEAN友好協力50周年記念 プロジェクト・ヒストリー『SEED-Netが紡ぐアセアンと日本の連帯  学術ネットワークが織りなす工学系高等教育の基盤』出版記念セミナー「日本のODAのアセットを活用した日本と東南アジアの科学技術の未来」

セミナー概要

JICA緒方貞子平和開発研究所では、これまで行ってきたJICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析してまとめた書籍「プロジェクト・ヒストリー」 シリーズを刊行しています。本シリーズの第33弾として、『SEED-Netが紡ぐアセアンと日本の連帯  学術ネットワークが織りなす工学系高等教育の基盤』 を刊行しました。

東南アジア地域においては、長年にわたり日本の政府開発援助(ODA)により、さまざまな分野・領域において人材育成が行われてきました。その基本理念は、福田ドクトリンに象徴されるとおり「心と心の触れ合う関係」であり、関係者は東南アジアの人々をイコールパートナーと位置づけ、共に汗を流し信頼に基づく協力事業を実施してきました。

高等教育においても、工学を筆頭に、域内各国の大学の設立や教育・研究能力の向上につき長年協力を行っています。日本の支援を受けた大学は各国、または域内においてトップレベルの大学になったものもあり、多くの有為な人材を社会に送り出してきました。

そうした中で1997年に発生したアジア通貨危機への日本の協力策の一つとして、ASEANを構成する全ての国の拠点大学と日本を代表する大学との間でネットワークを構築し、人材育成を通じた教育・研究能力の向上を図る「アセアン工学系高等教育ネットワーク(SEED-Net)プロジェクト」が形成・実施されました。同プロジェクトは2001年からの2年間の準備期間を含め、2023年までの22年間、文字通りASEAN諸国と日本の関係者の心と心の触れ合う努力の積み重ねにより多くの成果を出しました。

同プロジェクト自体は2023年3月にその歴史に幕を閉じましたが、そのアセットはASEANと日本の今後の科学技術の発展に大きく貢献し得る可能性を秘めています。

日本ASEAN友好協力50周年を記念する日本ASEAN特別首脳会議が2023年12月に東京で開催される機会を捉え、SEED-Netプロジェクトが今後の東南アジア域内と日本の社会の発展にどのように貢献し得るのか、関連分野の「知性」が集結し、率直に討議を行う機会として、本セミナーを開催いたします。

プログラム

【第一部 開会のあいさつ・書籍紹介】
16:00-16:05 開会のあいさつ
●宮原 千絵 JICA緒方平和開発研究所 副所長

16:05-16:20 プロジェクト・ヒストリー『SEED-Netが紡ぐアセアンと日本の連帯 学術ネットワークが織りなす工学系高等教育の基盤』の概要およびSEED-Netのアセットの紹介 
●小西 伸幸 笹川平和財団 アジア・イスラム事業グループ グループ長
●梅宮 直樹 上智大学 グローバル教育センター 教授

【第二部 日本のODAのアセットを活用した日本と東南アジアの科学技術の未来に係る討議】
16:20-17:15
討議
●萱島 信子 JICA緒方貞子平和開発研究所 シニア・リサーチ・アドバイザー
●高田 潤一 東京工業大学 環境・社会理工学院 学院長・教授
●小西 伸幸 笹川平和財団 アジア・イスラム事業グループ グループ長
●モデレーター:上田 大輔 JICA人間開発部 次長(高等教育担当)

17:15-17:25
意見交換と質疑応答

17:25-17:30 
総括
●亀井 温子 JICA人間開発部 部長 

参加申し込み

以下のリンクからお申し込みください。
※お申込みは2023年12月25日12:00(正午)で締め切らせていただきます。

お問い合わせ

JICA緒方貞子平和開発研究所 担当者:符
Eメール:ditas-rsunit@jica.go.jp 

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