JICA緒方研究所・JICA横浜 海外移住資料館共催 2023年度移住史・多文化理解オンライン講座 ~社会のつながりの力~ 第5回 華僑から華人へ
掲載日:2024.02.13
セミナー |
JICA緒方研究所について
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2023年度移住史・多文化理解オンライン講座
日本で増えつつある海外からの多様な移住者の背景について理解を深めるため、JICA 緒方研究所とJICA横浜 海外移住資料館は「2023年度移住史・多文化理解オンライン講座」を共催します。日本に暮らす人々の中には、さまざまな外国のルーツを持つ方々がいます。しかし、そのことはあまり知られていません。多文化共生とは、まずは「他者」を理解しようと努めることから始まるのではないでしょうか。本講座では、国境を越える人々がどのような思いで移動し、どのような生活を送ってきたのか、その歴史や社会背景の理解を通じて、多文化共生を共に考えます。
本講座は、JICA緒方貞子平和開発研究所の研究プロジェクト「日本と中南米間の日系人の移動とネットワークに関する研究」の活動の一環として開催されます。また、南北アメリカへの日本人の海外移住の歴史を展示するJICA横浜 海外移住資料館と共催し、過去・現在の海外移住の経験を見つめなおすことを目指しています。2023年度の講座では1~3月の全7回の講座を通じて、「つながり」をキーワードに多様なルーツを持つ人々がさまざまな社会のつながりを築いてきた例をみていきながら、つながりや連帯がもたらす可能性を考えます。
第5回では、兵庫県立大学名誉教授、ノートルダム清心女子大学教授の陳 來幸氏による「華僑から華人へ」というテーマの講演が行われます。世界各地に華僑華人は存在します。華僑は年月を経て「落葉帰根(遺体は故郷の土地に戻る)」から「落地生根(根を下ろし現地化)」する華人へと変化しています。しかしながら世界各地の華人の存在形態は国民性や多様な地域性を反映しており、一様ではありません。日本の華僑華人は世界比較から見るとどのような特徴があるのでしょうか。横浜・神戸・長崎の華人コミュニティの違いは何なのでしょうか。なぜ横浜では「中華街」、神戸では「南京町」という呼称が定着したのでしょうか。講師が体験した戦後から現在に至る日本社会の変化を交えて考えます。
陳 來幸(兵庫県立大学 名誉教授、ノートルダム清心女子大学 教授、神戸華僑歴史博物館 元副館長)
司会:長村 裕佳子(JICA緒方研究所 研究員)
18:30 開会
18:35 講演
19:35 質疑応答
20:00 閉会
以下のリンクからお申し込みください。
※お申込みは2024年2月26日12:00(正午)で締め切らせていただきます。
JICA緒方貞子平和開発研究所 担当者:長村
Eメール:ditas-rsunit@jica.go.jp
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