【終了】『From Summits to Solutions』書籍発刊記念セミナー: SDGs達成に向けて世界はどう変わるべきか
掲載日:2018.12.03
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2015年、新しい開発目標として「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が成立し、現在、掲げられた目標達成に向けた議論が活発に行われています。そして、2030アジェンダが掲げる持続可能な開発目標(SDGs)達成のためには、現状の取り組み(business-as-usual)だけでは不十分であり、革新的な取り組みやグローバル・フレームワークの見直しが必要とされています。
このような中、JICAは米国ブルッキングス研究所との共同研究を実施し、SDGs達成には革新的な視点や先駆的なアプローチをとることが重要という考えの下、(1)さまざまなアクターが従来の取り組みをどう変化させるべきか、(2)先駆的なアプローチが取られている分野における事例について考察を行いました。本研究の成果は書籍として取りまとめられ、今後の援助潮流への新たな視点と論点を提供し、学術的かつ政策への示唆に富んだ内容となっています。
この度、JICA研究所は共同研究の集大成となる本書籍『Summits to Solutions』の発刊を記念し、SDGsの達成に向けて世界が取るべき方向性を議論するセミナーを実施します。本セミナーは、パネリストおよび参加者の皆さまと共に、SDGs達成に向けた革新的なアイデアやさまざまな取り組みについて議論することを目的としています。そして、パネリストには、SDGsの策定に助言を行うなど深く関与し本書籍の編者も務めたホミ・カラス米国ブルッキングス研究所世界経済開発局長のほか、エリザベス・シドロポロス南アフリカ国際問題研究所長を招へいし、SDGs達成に向けた世界の動向や、これから必要とされる取り組みについて発表します。
さらに、本セミナーでは、公的セクターでの取り組みにとどまらず、ビジネス界における動向、取り組み事例についてもご紹介できるよう、関正雄経団連企業行動・CSR委員会企業行動憲章タスクフォース座長にもご登壇いただきます。実際の日本企業の動向(事例)、経団連としての取り組みについてご説明いただき、経団連が目指す未来社会「Society 5.0」などについてご発表いただきます。
2030年までに達成すべきとして定められた目標の現状、その達成のために世界はどのように変わる必要があるか、ビジネスを通した貢献とは何か、本セミナーが、開発実務者、研究者、政策担当者、NGO、国際開発を専攻する学生の皆さまをはじめとする多くの方々との積極的な意見交換の場となることを期待します。
書籍紹介ページ
18:30–18:35
開会あいさつ(JICA研究所)
18:35–18:45
米国ブルッキングスとの共同研究概要、本セミナーの趣旨説明(JICA 加藤宏理事)
18:45–19:45
パネルディカッション
【テーマ】SDGs達成にむけて世界はどのように変わる必要があるか
(SDGs達成に向けた世界の仕組みとは、途上国では何が起こっているか、ビジネスを通した貢献とは)
【モデレーター】JICA理事 加藤宏
【パネリスト】(5名)
① ホミ・カラス(米国ブルッキングス研究所世界経済開発局長)・編者
② エリザベス・シドロポロス(南アフリカ国際問題研究所長)
③ 大野 泉(JICA研究所長)
④ 関 正雄(経団連企業行動・CSR委員会企業行動憲章タスクフォース座長、損害保険ジャパン日本興亜(株)CSR室シニアアドバイザー)
⑤ 若林 秀樹(認定NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長)
19:45-20:15
フロアーを交えたディスカッション
20:15-20:20
閉会あいさつ(JICA研究所)
パネリスト紹介
※本セミナーはT20 Japan 2019の関連イベントです
JICAは、SDGs推進と東京2020大会のため、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に賛同・参加中です。会場の市ヶ谷ビル1階受付に、使用済携帯電話・スマホの回収箱を設置しておりますので、よろしければご賛同・ご協力をお願いいたします。
独立行政法人国際協力機構 JICA研究所(担当:田口)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp
このイベントは終了いたしました。
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