【終了】JICA緒方研究所・JICA横浜 海外移住資料館共催 2022年度移住史・多文化理解オンライン講座 ~歴史から「他者」を理解する~ 第3回 在外ブラジル人としての在日ブラジル人 ~コミュニティ形成と在外投票を中心に~
掲載日:2023.02.09
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日本で増えつつある海外からのさまざまな移住者の背景について理解を深めるため、JICA 緒方研究所とJICA横浜 海外移住資料館は「2022年度移住史・多文化理解オンライン講座」を共催します。日本に暮らす人々の中には、さまざまな外国のルーツを持つ方々がいます。しかし、そのことはあまり知られていません。多文化共生とは、まずは「他者」を理解しようと努めることから始まるのではないでしょうか。
本講座では、国境を超える人々がどのような思いで移動し、どのような生活を送ってきたのか、その歴史や社会背景の理解を通じて、多文化共生を共に考えていきます。本講座は、緒方研究所の研究プロジェクト「日本と中南米間の日系人の移動とネットワークに関する研究」の活動の一環として開催されます。また、南北アメリカへの日本人の海外移住の歴史を展示する海外移住資料館と共催し、過去・現在の海外移住の経験を見つめなおすことを目指しています。1~3月の全7回の講座を通じ、多様な移住者やその家族についてよりよく知るためのヒントをご紹介します。
第3回では、神田外語大学のグスターボ・メイレレス語学専任講師に「在外ブラジル人としての在日ブラジル人~コミュニティ形成と在外投票を中心に~」をテーマに講演いただきます。ポルトガルからの独立以降、ブラジルは日本人移民を含むさまざまな移民を受け入れながら発展してきました。一方、1960年代は軍事政権のもとで政治活動や言論の自由が制限され、多くの政治活動家や芸術家がアメリカやヨーロッパへ亡命しました。また、1970年代後半には深刻な経済危機に陥り、アメリカ、ヨーロッパ、日本へと出稼ぎにいくブラジル人が増えました。日本へはバブル経済期の労働力不足が顕著だった時代、1990年の入管法改正をきっかけに多くの日系ブラジル人が来日しています。
社会環境や労働市場の変化によって世界各地に離散したブラジル人たちはどのような生活を送ってきたのでしょうか。在外ブラジル人の歴史を振り返りながら、日本のブラジル人コミュニティの活動の特徴について考えていきます。
18:30 開会
18:35 講演
グスターボ・メイレレス(神田外語大学 外国語学部イベロアメリカ言語学科 語学専任講師)
司会:長村 裕佳子(JICA緒方研究所 研究員)
19:35 質疑応答
20:00 閉会
JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:長村)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp
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