資源ガバナンス研究の中間報告会を開催

2010.05.27

5月21日、JICA本部で「資源ガバナンスと利害協調」研究プロジェクトの中間報告会が行われました。JICA研究所は、「環境と開発/気候変動」を重点研究領域の一つに掲げており、この中で本研究プロジェクトは、アジアの開発途上国における天然資源の管理と社会構造の関係を分析することで、わが国の環境分野における開発援助のあり方を提示することを目指しています。

報告会では、はじめに本研究プロジェクトの代表を務める佐藤仁客員研究員(東京大学東洋文化研究所准教授)が、資源管理における行政機関同士の対立・協調に焦点を当てた研究の概要とともに、タイの資源行政を事例に「不作為」(inaction)の問題点について説明。また、共同研究者の武貞稔彦氏(法政大学准教授)は国内のダム建設に絡む移転住民の参加型資源管理の事例検証、堀田昌英氏(東京大学大学院准教授)はバングラデシュのインフラ事業などを対象とした関係者の利害調整に関する分析についてそれぞれ発表し、参加者と意見交換を行いました。

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関連研究領域:環境と開発 / 気候変動

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開催情報

開催日時:2010年5月21日(金)
開催場所:JICA本部

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