豊田知世RA、インドネシアで環境関連情報を収集

2012.01.17

豊田知世リサ-チ・アソシエイト(RA)は2011年12月15~23日、インドネシアのジャカルタを訪問しました。目的は、温室効果ガスの削減を目的とした円借款(一般財政支援)である「インドネシアの気候変動枠組プログラムローン(CCPL)」に関する情報収集と意見交換、インドネシアの電力・環境・経済関連データの収集などです。

インドネシアは、2007年バリで開催されたCOP13において、気候変動の包括的な緩和策・適応策実施に向けた国家行動計画を発表しており、2009年には、2020年までに対策をとらない場合の排出量と比較して26%削減することを発表しています。CCPLは、インドネシアにおける気候変動対策に向けた政策支援を目的とした開発政策借款であり、緩和策・適応策のためのポリシーマトリックスを作成し、ポリシーマトリックスの実施を評価していくものです。このような取り組みは、気候変動対策支援プログラム(SP-RCC)としてベトナムでも実施しています。

JICA研究所は、研究プロジェクト「JICA事業による温室効果ガス削減効果に関する研究」の中で、CCPLやSP-RCCによる温室効果ガスの削減効果を定量的に評価する計画です。政策を実施による温室効果ガスの定量評価の推計手法は確立されていないため、今回の調査ではデータの利用可能性調査や評価手法の確認のため、関係機関を訪問し、研究打ち合わせを実施しました。

今回の訪問先は、国家開発企画庁(BAPPENAS)やインドネシア大学、インドネシア中央統計局(BPS)、JICAインドネシア事務所など。

開催情報

開催日時:2011年12月15日(木)~2011年12月23日(金)
開催場所:インドネシア

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