ミャンマー経済研究でワークショップ開催

2011.10.14

JICA研究所は9月27日、東京・市谷の研究所内で、「ミャンマー経済の課題」研究会の最終報告書に関するワークショップを開催しました。09年4月から今年3月までJICA研究所が取り組んできた研究プロジェクト「ミャンマー経済の課題と現実」ではその成果を報告書案としてまとめましたが、その最終版を完成させる前に、幅広い意見交換を通じて、この研究の提言を深めることがこのワークショップの狙いです。

報告書案ではミャンマー経済の歴史から、公式統計の分析、マクロ経済、二重為替レートの問題、農業・農村開発、軍政下の工業発展、社会資本整備の現状と課題などについての論文が収められています。ミャンマー経済発展の将来像を描くことを目指しています。

このワークショップには、著者9人のうち、研究代表者を務める尾高煌之助・一橋大学名誉教授をはじめ、7人が出席しました。コメンテーターとしては6人が参加し、「民政移管後のここ半年の動きも可能な限り考慮すべし」、「ポリティカルエコノミーの視点をもっと持たせるべきだ」などの意見が出ました。こうした指摘をベースに、著者らは報告書案を修正し、なるべく早い時期に日本語で書籍化する予定です。その後、海外向けの出版も検討しています。

開催情報

開催日時:2011年9月27日(火)
開催場所:JICA研究所

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