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アフリカ開発を語るシンポジウムをJICA研究所で開催

2012.06.26

来年6月に横浜で開催される第5回アフリカ開発会議(TICAD V)へ向け、JICAは国連開発計画(UNDP)と協力し、アフリカをテーマとした公開シンポジウム「TICAD Vに向けて~アフリカ開発の課題と可能性~」を開催しました。

このイベントでは5月15日に刊行された、初めてアフリカに焦点を当てた「アフリカ人間開発報告書2012」の概要を紹介するとともに、政府、民間セクター、市民社会、アフリカ外交団と国連機関の各界関係者の参加を得て、アフリカ開発における日本の役割についてパネルディスカッションが行われました。

セミナーの様子

UNDP駐日代表・総裁特別顧問の弓削昭子氏は開会挨拶のなかで、アフリカにおける目覚しい経済開発と農業資源の豊かなアフリカ大陸に言及する一方で、この急速な経済発展が住民の大部分への食糧の安定確保をもたらすに至っていないパラドックスがあると指摘しました。

このシンポジウムの第一部では、アフリカ人間開発報告書の要旨をペドロ・コンセイソンUNDPアフリカ局チーフエコノミストが発表し、TICAD主催者である草加純男外務省アフリカ審議官と谷口和繁世界銀行駐日特別代表からのコメントがありました。

第二部では、乾英二JICAアフリカ部部長やスチュアート・コンバーバッハ駐日ジンバブエ大使ほかによる「TICAD Vの課題と日本の役割」のテーマでパネルディスカッションが行われました。JICA乾アフリカ部部長は、アフリカの開発においてドナーはアフリカ諸国のオーナーシップを生かし、民間やNGOと連携していく必要性を強調しました。

開催情報

開催日時:2012年6月13日(水)
開催場所:JICA研究所

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