JICAとブルッキングス研究所の共同研究の成果を米国とエジプトで発表

2014.03.28

村田さん_エジプト.jpg

JICAは、2012年2月からブルッキングス研究所と3年にわたる共同研究「中東・北アフリカにおけるアラブの春後の包摂成長(Inclusive Growth)」に取り組んでいます。この第2年次共同研究の成果を発表するセミナーが、ワシントンDCとエジプトのカイロで行われました。

2014年2月11日に開催されたワシントンDCでのセミナーでは、JICAから肥沼光彦中東・欧州部長、研究所からは、北野尚宏副所長と村田旭研究員が出席しました。村田研究員の本研究に関する論文「Designing Youth Employment Policies in Egypt」は、ブルッキングス研究所のワーキングペーパーとして刊行されました。

2月25日には、エジプトのカイロでもJICA、ブルッキングス研究所、カイロ大学経済政治科学部が共催で、現地セミナー「Towards Achieving Inclusive Growth in Egypt」を開催しました。エジプト政府、研究機関、国際機関などから約200人が参加し、第2セッションで、村田研究員が論文を基に発表しました。発表のなかで、村田研究員は、エジプトでJICA研究所が収集した調査データに基づき、官民間の給与格差がより狭まれば、教育サポート、ITインフラの改善、医療保険の補助などの政策によって、公務員を選好する傾向にある高学歴若年層の関心を民間セクターにも広げる余地があると発表しました。

開催情報

開催日時:2014年2月11日(火)~2014年2月25日(火)
開催場所:米国 ワシントンDC、エジプト カイロ

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