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韓国KDI主催の国際会議で、JICA研究所がJICAのインパクト評価について発表

2013.04.11

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小塚RA

3月21、22日の二日間にわたり、ソウルで開催された「知識共有プログラム(Knowledge Sharing Program: KSP) のための評価システムに関する国際会議」に、研究所の小塚英治リサーチ・アソシエイト(RA)が招待され、JICAのインパクト評価について発表しました。

この会合は、韓国開発研究院 (Korean Development Institute: KDI)がKSPを対象としたインパクト評価の可能性を検討する目的で主催し、韓国企画財政部副大臣をはじめ、大使館関係者、マスメディア、KDI、KOICA関係者など二日間で延べ約400名が参加しました。JICAの他に世界銀行、OECD、USAID、ドイツ国際協力公社(GIZ)、ジョージワシントン大学などから10名の研究者・評価専門家が発表を行い、インパクト評価の実施の意義、評価の手法、評価結果の共有などについて議論が行われました。

小塚RAは、「開発プロジェクトにおけるインパクト評価の導入に関するケーススタディ」と題した第3セッションで、2006年以来実施しているJICAのインパクト評価の取り組み、ブルキナファソおよびニジェールでの「みんなの学校プロジェクト」におけるインパクト評価の概要、インパクト評価を実施する上での実務的な課題、さらにKSPを対象としたインパクト評価の可能性について発表しました。特に、インパクト評価から有益な教訓を引き出すためには、企画の段階から、プロジェクト関係者などの実務家が研究者・評価担当者と評価デザインを事前に十分に議論することが重要であることを強調しました。

「インパクト評価の実践—理論と現実」のテーマで行われた第二セッションでも、小塚RAはディスカッサントとして、GIZの評価モデルや評価結果の共有方法についてコメントを行い、JICAでの取り組みを紹介しました。

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本会合の多くの発表者からは、インパクト評価において、単にプロジェクトが成功したかどうかではなく、その成功の要因を解明することが大切であるという意見が提示されました。

開催情報

開催日時:2013年3月21日(木)~2013年3月22日(金)
開催場所:韓国、ソウル

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