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アフガニスタン復興支援に関する書籍出版記念セミナーをJICA研究所と地球ひろばで合同開催

2013.11.06

2001年以降、アフガニスタン復興のために現地で活動してきた日本人たちの活動を紹介する書籍『アフガニスタンに平和の礎を-人々の生活再建に奔走する日本人たち-』が、2013年6月20日に丸善出版より発刊されたことを記念して、10月31日に、JICA研究所と地球ひろばとの合同で公開セミナーが実施されました。本セミナーには、書籍の中にも登場するJICA関係者、コンサルタント、NGO職員がパネリストとして参加し、本書にも紹介されているエピソードや現地での活動の様子を紹介しました。

セミナー冒頭の北野尚宏研究所副所長の挨拶後、パネリストとして、株式会社オリエンタルコンサルタンツの川崎正三氏(GC事業本部 都市地域開発部プロジェクト部長)、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の柴田裕子氏(海外事業部部長)、JICAの磯野光夫国際協力専門員(保健分野)と嶋田晴行南アジア部南アジア第二課企画役がそれぞれ報告を行い、研究所の室谷龍太郎研究員が進行役を務めました。

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川崎氏は、書籍でも紹介されているご自身の緊急支援への関わりや、その後のアフガニスタンの変化について、またアフガニスタン復興支援に携わる日本人の現地での生活ぶりについて紹介しました。続いて柴田氏は、2001-2002年にJPFが実施した緊急人道支援や、JPFによる最近の人道支援の様子のほか、ご自身の経験に基づく女性として現地で活動する利点や苦労について発表しました。磯野専門員は、過去12年間におけるアフガニスタンの保健医療の改善の様子を紹介しつつ、JICAの技術協力の特徴として、国家レベルから保健施設レベルまでの能力強化・人材育成を目指して幅広い取り組みを続けていることを述べました。最後に嶋田企画役は、現在のアフガニスタンの政情と日本の協力について、また来年の4月に予定されている大統領選挙を見据えた対応の難しさを指摘しました。

パネルディスカッション後の質疑応答では、幅広い世代の参加者から、日本の大学で学ぶアフガニスタン人学生の人材育成や、今後の産業復興、農業復興の課題、さらに保健医療の課題についての質問が相次ぎ、パネリストと参加者の間で活発な意見交換が行われました。

関連リンク

書籍紹介

ムービー・コメンタリー

  • 磯野 光夫/JICA国際協力専門員<保健分野>
  • 川崎 正三氏/株式会社オリエンタルコンサルタンツGC事業本部 都市地域開発部プロジェクト部長
  • 柴田 裕子氏/特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム 海外事業部部長

開催情報

開催日時:2013年10月31日(木)
開催場所:JICA市ヶ谷ビル

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