JICA研究所北野副所長が米国CSISにて中国の対外援助について講演

2015.02.19

2015年2月3日、アメリカの戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies: CSIS)が主催したハイレベルラウンドテーブルで、JICA研究所北野尚宏副所長が、中国の対外援助推計をテーマに講演を行いました。

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講演を行う北野副所長(左)

北野副所長は講演の中で、2014年6月に発刊された原田幸憲助手との共著である研究所のワーキングペーパー『Estimating China’s Foreign Aid 2001-2013』に基づき、中国の対外援助量の推計結果を提示するとともに、支援の受入国であるカンボジア、タジキスタン、スリランカが、中国の対外援助およびその他の公的資金をどのように認識し、活用しているかについて分析した結果を紹介しました。

討論者であるジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)のデボラ・ ブローティガム教授は、JICA研究所の推計結果は、OECD開発援助委員会(DAC)の定義に基づく初めての推計であること、対外援助に加えて中国輸出入銀行の優遇バイヤーズクレジット額を推計している点に意義があり、高く評価できると論評しました。参加者からは多くの質問やコメントが寄せられ、活発な意見交換が行われました。

開催情報

開催日時:2015年2月3日(火)
開催場所:米国CSIS

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