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須藤主任研究員が「気候変動と都市」をテーマとした国際ワークショップに参加

2014.10.14

2014年9月28日から30日、ロンドンにおいて都市気候変動研究ネットワーク (The Urban Climate Change Research Network: UCCRN)主催の「都市と気候変動にかかる第二次評価報告書(ARC3-2)」執筆者中間ワークショップが開催され、JICA研究所から須藤智徳主任研究員が出席しました。

UCCRNは550人を超える世界の研究者によって構成され、気候変動の原因や影響に関する問題に取り組んでいます。「都市と気候変動にかかる評価報告書」(the Assessment Report on Climate Change and Cities(ARC3))は、UCCRNの重要な取り組みの一つであり、気候変動等による影響に対して都市が取るべき対応についての指針を示すことを目指しています。報告書の執筆は世界中の大学や研究機関に在籍する研究者により行われ、2011年に発表された第一次報告書は、世界各国の都市から、実践的で行動指向的な内容であると高く評価されました。

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須藤研究員 (右)
(credit: Somayya Ali Ibrahim, UCCRN)

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ワークショップ参加者
(credit: Somayya Ali Ibrahim, UCCRN)

第二次評価報告書を執筆するために開催された今回のワークショップには、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカそして南北アメリカの各地域から、都市での気候変動に関する専門家、関係者、実務家など70名が出席しました。須藤主任研究員は金融分野の評価に携わる専門家チームの主筆者として参画しています。

第二次評価報告書は都市における健康、食糧、水、エネルギー供給、交通、経済、民間金融、ガバナンスなどの課題を幅広くカバーした内容となる予定です。2015年にパリで開催される第21回国連気候変動枠組み条約締約国会合(COP21)にあわせて出版され、2016年の第3回国連人間居住会議(ハビタットIII)で広く発表される予定です。

開催情報

開催日時:2014年9月28日(日)~2014年9月30日(火)
開催場所:英国、ロンドン

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