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中国の対外援助について研究者らが議論、JICA研究所北野副所長が発表

2015.07.23

2015年6月9日と10日、タイのバンコクで「China's Overseas Development Policy in a World ‘Beyond Aid'」をテーマとしたアジア財団主催のシンポジウムが開かれました。本シンポジウムは、影響力が強まる中国の対外援助について理解を深めることを目的としたもので、中国を含む各国や、国際機関の第一線の研究者・実務家、若手研究者ら約40人が参加しました。

JICA研究所からは北野尚宏副所長と原田幸憲研究助手が参加。北野副所長は、「Measuring Chinese Aid: Approaches and Findings」(中国の援助を測る:その方法と結果)と題するセッションの発表者の一人として、原田研究助手と共同執筆したワーキングペーパー(論文)『Estimating China's foreign aid 2001‐2013』(中国の対外援助推計2001-2013年)の概要を説明しました。また、受入国が中国の対外援助やその他の開発資金をどのように認識し活用しているかという点や今後の研究課題についても発表しました。中国の援助金額の開示情報や、同種の研究が限られていることから、北野副所長の発表は注目を集めました。

発表する北野副所長(右)

発表する北野副所長(右)

シンポジウムでは、そのほか中国の対外援助政策、アジアインフラ投資銀行(AIIB)をめぐる動向、ケーススタディなどについても発表が行われ、幅広い議論が交わされました。

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開催情報

開催日時:2015年6月9日(火)~2015年6月10日(水)
開催場所:タイ バンコク

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