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「質の高い成長」をめぐる議論:開発協力文献レビューの公開について

2016.06.08

2015年2月10日に閣議決定された「開発協力大綱」は、人間一人ひとりに焦点を当て、その保護と能力強化をめざす人間の安全保障の重視とともに、「質の高い成長」とそれを通じた貧困削減を重点課題の一つとして示しています。具体的には、今後目指すべき成長について、単なる経済成長だけではなく、成長の果実が社会全体に行き渡り、誰ひとり取り残されないという意味で「包摂的」であり、環境や経済社会の持続的成長・地球温暖化対策の観点を含め世代を超えて「持続可能」であり、経済危機や社会不安、自然災害を含む様々なショックへの耐性及び回復力に富んだ「強靭性」を兼ね備えた「質の高い成長」が必要とされています。

すなわち、日本のODAは、「どうすれば高成長達成に貢献できるか?」に加えて「質の高い成長(包摂性・持続可能性・強靭性)達成していくにはどうすべきか?」を考えながら進めていくことが求められています。

JICA研究所では、この「質の高い成長」に関する研究を実施しています。この研究の中では、「質の高い成長」に関連したテーマをとりあげ、文献レビューを行っていますが、本レビューはその一環としてまとめられたものです。レビューは研究所ウェブサイト刊行物のページより全文をダウンロードすることができます。ぜひご一読下さい。

エチオピアの子どもたち(写真:今村 健志朗/JICA)

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