『アフリカの成長を立て直すー新しいアフリカへの軌跡』

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アフリカの成長を立て直すー新しいアフリカへの軌跡

アフリカは大きな将来性を有するものの、SDGs達成のためにもその潜在力を具現化させるためには政策面において根本的な変革が必要です。

本書は、アフリカの開発に関わる重要分野のほぼ全て、すなわちマクロ経済、雇用、教育、農業、貿易、産業多角化、インフラ開発、都市化、地域統合、平和と安定などについて、政策提言を行っています。

日本では、アフリカに関する出版物は近年でこそ増えてきているものの数は限られ、また既存の出版物の多くはアフリカの農業、教育、平和構築など個別テーマを扱うものです。大陸全体を俯瞰しつつ、長期の展望のもとに、幅広い課題を包括的に論じたものは多くはありません。長期的な展望に立っていること、そして幅広い分野を扱っていることが本書の特徴です。来る2019年8月のTICAD7に向け、ご関心のある方はぜひご一読ください。

●本書構成
はじめに(北岡伸一JICA理事長)
第1章 イントロダクション 
第2章 40年後のアフリカの姿を想像する
第3章 アフリカの包摂的な成長に向けて:貧困削減と雇用創出の課題
第4章 人的資本の強化:教育の質の改善を目指して
第5章 アフリカの農村:生産的な農業セクターを育てるには
第6章 アフリカにおける交易条件の影響:呪いか、恵みか、あるいは管理
可能な現実か?
第7章 アフリカ経済の多様化を目指して 
第8章 アフリカのインフラ不足:格差を埋めるために
第9章 都市化と人口増加に立ち向かう:機能する都市計画の観点から
第10章 アフリカの地域経済統合を目指して
第11章 アフリカの安定と成長への新たな脅威に立ち向かう
監訳者あとがき(加藤宏JICA理事)

本件は、加藤宏JICA理事が監訳に携わり、以下のJICA有志職員により1年近くをかけて翻訳作業が進められました。
・田中亜依(6章 マクロ経済)                      
・辻井亮(5章 農業、7章 経済多様化)
・徳田真人(4章 教育、11章 平和構築)
・吉澤啓(8章 インフラ、9章 都市開発)
・若宮愛(9章 都市開発)                    
・渡辺英樹(全体統括、3章 貧困削減と雇用創出、10章 地域経済統合)
(以上、50音順)

編者
セオドール・アーラー、 ハリンダー・S・コーリー、 加藤 宏(監訳)
発行年月
2018年10月
出版社
Oxford University Press
言語
日本語
ページ
305ページ
関連地域
  • #アフリカ
開発課題
  • #教育
  • #保健医療
  • #経済政策
  • #平和構築
  • #運輸交通
  • #民間セクター開発
  • #農業開発・農村開発
  • #都市開発・地域開発
ISBN
0-19-949353-7(ハードカバー)