No.46 The Ties That Bind: Part 2 (2000-2024) Japan–South Asia Relations and Development Cooperation Partnership in the Twenty-first Century and in the Era of the Indo-Pacific
JICA緒方研究所について
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日本と南アジアとの関係、特に主要二か国(インドとパキスタン)との関係が1998年に最低レベルにまで冷え込んだ後、同地域は21世紀を通じて日本にとって重要な存在として現れ、特に2010年代以降、インドとバングラデシュは日本のODA援助先における上位2か国となっている。日本が援助の焦点を南アジアへと移行させた要因として、南アジアの社会経済開発に対する純粋な願望、日本の商業的利益の成長と拡大、そして特に2010年代以降における日本のより広範な戦略的目標の追及の3つが挙げられる。 これが、この地域において時期や国によってODAの供与水準と性質が異なる理由である。現在の日本における「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」政策の目的と、中国の台頭が世界的及び地域的な秩序の変革に寄与しているという文脈のもと、南アジア地域は日本にとって戦略的な重要性を増している。ゆえに同地域は、予見しうる将来において、日本のODAの焦点となるであろう。
キーワード: 日本、南アジア、ODA、援助、開発協力パートナーシップ、戦略的援助、インド太平洋