Critical Roles of Refugee Leaders and Service Providers in the Gender-based Violence (GBV) Help-Seeking of Refugee Survivors
JICA緒方研究所について
JICA緒方研究所について
ジェンダーに基づく暴力(GBV)は、紛争下や避難時のあらゆる過程で、避難民の現実の経験に深く根付く複雑な課題です。制度的な支援要請方法の存在は認識されていますが、十分な支援の活用には必ずしもつながっていません。
本論文では、GBVサバイバーの支援要請を可能にし、実現するために、指導的立場にある難民や支援提供者が担う重要な役割を検証します。紛争と避難の中で構築される社会的ネットワークがGBVへの対処に寄与することについて、メソレベルの分析を適用して説明を試みます。
また、2019年にウガンダの居留地における南スーダンの難民指導者や、難民と協働する支援提供者から収集した証言を基に、紛争影響による避難時に効果的にGBVに対処するためには、ネットワークや規範、信頼が、いかに重要かを考察します。
著者は、本論文の基礎となったJICA緒方研究所の関連する研究プロジェクトに携わりました。本論文は学術誌Humanitarian Affairsに掲載され、以下のリンクから閲覧いただけます。
scroll