No.5 サブサハラ・アフリカにおける コメの緑の革命を目指して
JICA緒方研究所について
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サブサハラ・アフリカ(SSAでの食糧の安全を保障し飢餓をなくすためには、主要農作物の単位面積当たりの生産性を向上させることが急務である。水稲はアジアから改良技術を移転できる可能性が高く、SSAにおける将来最も有望な主要農作物であることはこれまでにも指摘してきた。この小論文では、実証研究の結果に基づき、SSAでコメの緑の革命が達成できていないのは、アジア全域で普及している基本的な稲作栽培技術が同地域ではまだ広く採用されていないためであると主張するものである。このため今後は、改良種子および化学肥料の使用だけでなく、改良した稲作栽培技術の採用による生産能力の拡大を促進するような制度・体制の確立に投資することが重要である。
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