終了プロジェクト
アフリカ産業集積の実証研究世界銀行とFASID(国際開発高等教育機構)との共同研究の一環として、タンザニア・アルーシャで行った家具工場の全数調査および経営者トレーニングなどで得られたデータを基に。企業成長の要因を分析しました。具体的には、企業のロケーション、集積密度および集積の多様性、労働市場の厚み、エスニック・ネットワーク、経営者トレーニングなどと企業のパフォーマンスとの関係が分析対象となりました。
実証分析を用いた研究の結果、民族のネットワークの強さ(同民族の人数)が生産技術の獲得に対し、有意にプラスの効果を持ち、特に生産設備に依存せず、主に家具生産者自身の技術頼る木材の接合技術などに対して影響があることが明らかになりました。また、家具業者は同じ民族の同業者が集まった集積地を選択する傾向があることが判明しました。この研究成果は2本のワーキングペーパーにまとめられています。
- 研究領域
- 経済成長と貧困削減
- 研究期間
- 2008年10月01日 から 2011年03月31日
- 主査
- 宮崎 卓
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