実施中プロジェクト
フィリピンの中等教育における職業教育訓練-学校、卒業生、家計、労働市場に関する実証研究フィリピン国政府は、昨今教育改革に取り組んでいます。2016年6月よりK to 12基礎教育プログラム(就学前教育と12年間の初等・中等教育)を本格的に施行し、従来の10年間の基礎教育機関を国際水準である12年間(小学校6年、中学校4年、高校2年)に延長します。
本研究では、フィリピンの技術教育高校(Technical Vocational High School)を対象として、学校、卒業生、家計、労働市場に関する調査実施し、技術職業高校の追加の2年の教育の成果を評価します。特に、教育の質が如何に生徒/卒業生に影響を与えうるか、また、卒業後の進路の決定要因ならびに追加の専門科目が若者の希望した分野の仕事への就職、より高い賃金等に結びついているのか、さらには若年層の職業選好(特に期待賃金、福利厚生、職場環境、海外雇用への期待等)に如何に影響を与えうるかを検証し、フィリピン教育省、学校、JICAのプロジェクト担当者、他のドナーに対し、今後の教育制度改革への政策提言を目指します。
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