終了プロジェクト
乳幼児の死亡率の削減と妊産婦の健康の改善は、持続可能な開発目標(SDGs)にも盛り込まれる重要アジェンダの一つです。日本政府が2010年に提唱した、産前から産後までの切れ目のない適切な治療やサービスを確保し、母子の命を守ることに焦点を当てたEMBRACEモデル(Ensure Mothers and Babies Regular Access to Care)について、ガーナとバングラデシュで有効なパッケージ(活動)の開発および科学的根拠の構築を目的とする実施研究が進められてきました。
バングラデシュでは、JICAの技術協力プロジェクト「母性保護サービス強化プロジェクト」(SMPP)で開発した継続ケアのアプローチ(コミュニティ参加、医療施設でのサービス提供強化、両者のリンケージ強化(リファラル・システム))をベースに、同国内のグッドプラクティスを取り込んだパッケージを開発し、その有効性を評価することを目的に、バングラデシュ国際下痢症研究センター(icddr,b)と東京大学による共同研究「A community-based cluster randomized controlled trial (cRCT) to evaluate the impact and operational assessment of “safe motherhood and newborn health promotion package”」 が2015年に開始され、2021年に介入活動を終了しました。
本研究案件は、上記の実施研究成果分析にJICA緒方研究所がベースライン調査、中間評価調査、エンドライン調査の結果等を分析し、介入の有効性、ソーシャルキャピタル面からの分析、費用対効果などに関し、論文の執筆、成果の発信を行うものです。
関連情報
研究チーム
研究プロトコール
母性保護サービス強化プロジェクト(SMPP)情報
- 母性保護サービス強化プロジェクトフェーズ2
scroll