終了プロジェクト
開発援助レジームにおける財政支援の意義と限界開発援助レジームの中で、一般財政支援は、2000年前後に導入され、急激に拡大してきました。しかし、ここ数年、OECD諸国では、一般財政支援に対して、批判的な見方も広がっています。一般財政支援については、未だに、上流から下流に至るまでの一連の流れが熟考され、その効果が十分に検証されているとはいえません。本研究では、一般財政支援の紐がついていない(untied)という性質に着目したフライペーパー効果の検証による政策対話の影響の確認、一般財政支援の実施によるサービスデリバリーさらには指標への影響の検証、そして一般財政支援の実施における途上国でのボトルネックの検証などを行いました。
- 研究領域
- 開発協力戦略
- 研究期間
- 2011年04月11日 から 2013年03月31日
- 主査
- 古川 光明
- JICA緒方研究所所属の研究者
- 三上 了
研究成果(出版物)
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General Budget Support in Tanzania: Implications of late disbursements for service delivery
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No.119 Outsourced Technical Cooperation Reconsidered: Agency Problems in the Support of Decentralized Public Service Delivery in Sierra Leone
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No.83 Aid Fragmentation and Effectiveness for Infant and Child Mortality and Primary School Completion
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No.64 Is Country-system-based Aid Really Better than Project-based Aid? Evidence from Rural Water Supply Management in Uganda
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No.11 一般財政支援(GBS)の効果向上のために
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No.50 Is GBS Still a Preferable Aid Modality?
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No.48 General Budget Support in Tanzania, Late Disbursement and Service Delivery
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