終了プロジェクト
インクルーシブビジネスの社会・文化的影響に係る研究途上国の低所得者層をビジネスサイクルに取組むことで社会課題解決を目指すインクルーシブビジネス(IB)は、低所得者層と国際企業及び社員(以下、国際企業/社員)に、経済的のみならず社会・文化的影響を与えます。直接・間接的な経済的利益と共に、両者の意識・行動変容がその社会や組織に受容されるかが、IBの持続可能性に大きく影響します。本研究では、新しい技術や価値観の導入による変化が途上国固有の社会・文化の中で受入れられるのか、国際企業の本業による社会課題解決の支援が組織文化・戦略と調和できるのかといったIBの社会・文化的影響に着目し、低所得者層と国際企業/社員の視点からIBの形成・実施過程を読み解きながら、ビジネスによる社会的課題解決がどの程度可能か、不利益の有無、関係アクターの役割を考察し、消費者意識も考慮にいれつつIBの持続・発展可能性への示唆を得ることを目指しました。
- 研究領域
- 開発協力戦略
- 研究期間
- 2015年04月01日 から 2017年03月31日
- 主査
- 下田 恭美
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