関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part16-【滋賀県】

滋賀県出身の小池木之美さんは、2020年1月にガーナに学校保健の隊員として派遣されましたが、新型コロナ感染症拡大のため2020年3月に一時帰国しました。待機期間中は新型コロナ軽症者宿泊療養施設で看護師として勤務し、2021年4月にガーナに再赴任されました。2022年1月まで活動予定です。「学校に保健室を作る」という要請のもと、小中学校に通いながら子どもたちの学習環境の向上を図る活動をされています。

【画像】

氏名:小池木之美(こいけ このみ)
出身地:滋賀県
隊次:2019年2次隊
職種:学校保健
JICA海外協力隊参加のきっかけ:
小学生の時から途上国の医療に関わりたいと思っていました。病棟看護師として働く中で予防医療に興味を持ち、「子どもたちが自分で自分の身を守る方法を知ってほしい」と思い、病院ではなく学校保健の分野でのJICA海外協力隊の参加を決めました。

こんにちは、2019年度2次隊の小池木之美です。
今回は、本来の活動の番外編として実施している活動を紹介したいと思います。

私の要請内容は学校保健なのですが、本来の活動以外の目標として、ガーナと日本がお互いの国のことを知るきっかけを作れたらいいなと思っています。そのため、オンラインで日本人にガーナの活動を紹介したり、ガーナの子供達に日本の文化を伝える機会を作ったりしています。特にお箸を使う文化の紹介が興味深かったようで、紹介後にペンをお箸に見立て、昼食を食べる生徒もいました。

先日はガーナと日本の高校生がオンラインで交流する機会を作ることができました。不安定なネット環境や高校生同士の英語がうまく通じるかなど、準備段階では不安要素が多かったのですが、始まってみると生徒たちは元気いっぱいで「どんな物を食べているのか?」といった可愛らしい質問から、「母国語で勉強するメリットは何か?」「政治制度はどうなっているのか?」といったシリアスな質問など、話題の尽きない2時間になりました。物理的距離が遠い分、互いにとって「アフリカや日本は遠い世界だから関係ない存在」となってしまうのではなく、少し身近な存在として感じてもらえたのではないかと思います。

今後も活動の傍ら、日本とガーナがお互いの国に興味を持つきっかけを作っていきたいです。

【画像】

高校生オンライン交流会の様子1

【画像】

高校生オンライン交流会の様子2

【画像】

お箸に挑戦