関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part17-【大阪府】

スタッフより一言:
神前駿太さんは、大学院2年生時の2019年8月にJICA関西市民参加協力課でインターン生として市民参加事業に携わり、大学院修了時にJICA海外協力隊に合格しました。当初、2020年3月には、ガボンに派遣される予定でしたが、新型コロナ感染症拡大により約1年間、日本国内で待機することになり、待機中はこれからの派遣に備え、フランス語の自己学習を行うなど自己研鑽に励んでおられました。また日本に滞在するベトナム人技能実習生および留学生2名に対して、オンラインを通した日本語学習の支援活動を行うなど、待機中の時間を有効に活用されていました。その後、時を経て、2021年3月に派遣されました。2023年3月までガボンで活動予定です。

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配属先の同僚と神前駿太さん(右)

氏名:神前 駿太
出身地:大阪府
隊次:2019年度3次隊(2021年3月から派遣)
職種:コミュニティ開発
JICA海外協力隊参加のきっかけ:
東日本大震災時の世界各国からの支援に感銘を受け、いつかその国の方々に恩返ししたいという想いから国際協力の道を志す。

ガボン共和国の食文化・買い物事情

今回の投稿では、ガボンの食文化についてご紹介します。
旧宗主国(注)がフランスということもあり「フランスパン」が至る所で販売されています。1本125フランセファ(約25円)とガボンの物価からしても非常に安価なため、大量購入する人の姿をよく目にします。
また、フランスパン以外に「マニョック」と呼ばれる食べ物もガボンでは主食として食べられています。マニョックはキャッサバ芋を発酵させて作った食べ物で、弾力があり日本のお餅のような食感です。
そして、日本と同じく「魚」もよく食べられています。私の活動地域であるカンゴでは、川魚が豊富に獲れ、漁師の方々からよくお裾分けをいただきます。そのおかげもあり、今では自分一人で魚も捌けるようになりました!
一方で、カンゴにはスーパーがなく、野菜やその他食品を購入する際は市場へ行きます。市場までは自宅から歩いて50分ほどかかりますが、毎週末食糧を買うため徒歩で行っています。
市場にはアボカド・玉ねぎ・人参・じゃがいもなどたくさんの野菜が販売されています。ガボンに派遣されるまでは野菜不足を懸念していたのですが、そんな心配は一切必要ないほどの豊富な品揃えです!
首都では輸入品を取り扱う大型スーパーが何店舗もあり、日本の食材を購入することも可能です。

(注)かつて特定の国家を植民地として支配していた国のこと。

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マニョックといただいたカンゴの川魚で作ったスープ

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カンゴの市場の様子。食料品はここで購入します。