初のオンライン開催!「第6回 企業交流会」を開催しました

2021年4月1日

3月5日、JICA関西 第6回企業交流会をオンラインで開催しました。JICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業の採択経験やABEイニシアティブ留学生のインターンシップ受け入れ経験のある関西企業26社 38名が参加しました。

途上国でのSDGsビジネスをめざす企業の「出会いの場」

JICAでは、日本企業の途上国でのSDGsビジネスを後押しするため、進出前の現地調査を支援する「中小企業・SDGsビジネス支援事業」や、アフリカやアジアからの留学生のインターンシップ制度などを行っています。これまでにのべ200社以上の関西企業が、「中小企業・SDGsビジネス支援事業」を活用してアジア、アフリカ、中南米などでビジネス化に向けた調査を行っています。
途上国でのビジネスは現地の情報や人脈も限られています。そこで、途上国ビジネスにとりくむ企業同士が情報交換しネットワークを作る場として、JICA関西では2017年から「企業交流会」を開催しています。

コロナ禍でも頑張っています!企業の事例紹介

アフリカでのビジネス展開事例の紹介

今回の交流会では、JICA事業を活用して途上国でのビジネス展開を進めている4社から事例紹介がありました。
新型コロナウイルスの影響により海外への渡航が難しいなか、現地の人材を活用しベトナムで事業を続ける事例(ロンタイ株式会社)や、アフリカ人留学生と協力してニジェールやセネガルで事業を進めている事例(辻プラスチック社)、様々なトラブルを乗り越えてビジネスを実現した事例など、前向きに取り組んでいる各企業の生の体験の紹介が大好評でした。
ロンタイ社からは、コロナ禍がきっかけでビジネスチャンスをつかめた、といった経験談も語られ、「他の企業のポジティブな姿勢を見て自分もコロナなどで言い訳せず努力しようと思った」という声もありました。

関西でひろがる、企業の輪

アフリカ人留学生や外国人社員の方も参加しました

少人数のグループに分かれてのテーマ別情報交換では、参加者同士が意気投合し「今後も情報交換をしよう」と約束したり、業界特有の悩みやノウハウを共有したりと、活発な交流が行われました。
これまでも、本企業交流会をきっかけにビジネスで協業につながったり、定期的に情報交換を続けている企業の方々もいるそうです。
JICA事業に関わる関西企業の多くが、コロナ禍でも熱い想いを持って途上国でのビジネスにとりくんでいます。今後も、関西企業のパートナーシップがますます広がり、SDGsビジネスの活性化につながっていくことを願っています。

【画像】●JICA関西では、途上国でのビジネス展開をめざす企業のご相談にのっています。お気軽にご連絡ください。
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