ナミビア通信

吉野 葵(派遣期間:2023年7月から2025年7月まで/小学校教育)

職種:小学校教育 派遣国:ナミビア共和国 派遣期間:2023年7月から2025年7月まで
吉野 葵(よしの あおい)

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算数の授業の様子です。1つのクラスに50人以上の子供がいますが、1人1人のノートをこまめにチェックし、理解度を確認するように心掛けています。

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現地の先生方に向けたワークショップの様子です。ナミビアの算数教育の課題を見つけ、解決策を一緒に考えました。私にとっても良い勉強の機会になりました。

こんにちは。JICA海外協力隊として、ナミビア共和国に派遣されている吉野葵と申します。大学卒業後、5年間千葉県の小学校で学級担任として勤務し、現在はナミビアのウサコスという人口3500人ほどの小さな町にあるエロンゴサ小学校にて、主に算数教育に関わる活動をしています。

私が協力隊の活動に興味を持ったきっかけは、大学の授業の一環で、インドネシアの高校生に向けて理科の授業を行ったことです。その地域の良さや課題を学びながら授業を工夫したり、日本とは異なる習慣や文化を教わったりした経験が、「他国を知ることが楽しい」「もっと学びたい」という気持ちにつながりました。そして、旅行では知ることのできないような現地のリアルな暮らしを体験しながら、自分の専門知識や経験を活かせる協力隊の活動に魅力を感じるようになりました。

また、私は自分が小学生の頃、苦手を克服させてくれた先生のおかげで人生の選択肢が広がり、自分もその先生のように子供の将来の可能性を広げられる存在になりたいと思って教員を志しました。これまで見ることのなかった世界にまで視野を広げ、自分自身が色々な経験や知識を積むことで、そんな存在に少しでも近づけるのではないかと考えました。

このナミビア通信は、何かに関心をもつきっかけにしてもらえたらと思い、私がナミビアに来る前に勤務していた学校の子供たちに向けて書き、先生方のご協力のもと校内に掲示していただいているものです。学校の子供たちに限らず、このホームページ上で私のナミビア通信を見つけてくださった方にも、ぜひ読んでいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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