【JICA海外協力隊】2019年度 2次隊 JICA海外協力隊の紹介

2019年度2次隊として4名の方が幕別町役場・上士幌町役場、帯広市役所、別海町役場を訪問しこれからの2年間について意気込みを語りました。それぞれの方には以下の質問に答えていただきました。                      ①ボランティアへの志望動機 ②活動の抱負、目標 ③2年間でやりたいこと(お仕事・生活面など)

2020年1月21日

【根岸 祐季(ねぎし ゆうき)さん】 <青年>

パラグアイの国旗

根岸 祐季さん(中央)

出 身:幕別町
派遣国:パラグアイ
職 種:保健師

①中学生の時に世界の貧困や飢餓を知り、住む国が異なるだけで自由に教育を受けたり、生活することができない不公平さを感じたのがきっかけです。そして、私は健康という切り口で、開発途上国の人々に少しでも力になれたらと思い、保健師になりました。

②幕別町民への保健活動を通じて学ばせていただいたことを活かしつつ、現地の生活に入り、その住民に合った公衆衛生とは何かを一緒に考え、発展の一助になることを目指します。そして、帰国後は保健について伝える時に世界の事も一緒に伝えられる保健師として働きたいと思います。

③幅広い分野との繋がりを築き、信頼関係を大切にした活動を行っていきたいです。

<幕別町 飯田晴義 町長より>
幕別町の代表としての意識を持ってほしい。周りの方々への感謝を忘れないようにしてください。あなたが健康でいることが一番大事です。

【竹中 勇輔(たけなか ゆうすけ)さん】 <青年>

パプアニューギニアの国旗

竹中 勇輔さん (中央)

出 身:上士幌町
派遣国:パプアニューギニア
職 種:理学療法士

①小学校時代に身近な存在が青年海外協力隊に参加したという話を聞き、漠然とした憧れを抱きました。就職し、患者さんやその家族、今住んでいる地域の方々などと交流する中で、世界中の人々と交流を持ち、そのうえで社会に貢献したいという気持ちが生まれてきました。そこで改めて人生の使い方を考えた時に、今命を削って生きている中でやりたいことに対し、能動的に生きようと考え、今回参加を志望しました。

②理学療法士として、現地の州立病院でリハビリテーションだけでなく、実習生への指導などを行います。抱負としましては、現地の人たちと相互理解を深めながら社会貢献と自分の成長をつなげ、この上なく素晴らしい体験にしたいです。

③まず仕事面。任地では、これまでやってきた院内・外来リハビリテーションだけでなく、地域巡回、実習生への指導など初めて経験する業務があります。まずは同僚や患者さん、実習生とコミュニケーションをとって、実際に現場では何が求められているかを把握するところから始めていきたいです。
また生活面では、活動する上で健康な身体を維持することは重要なことだと思っています。自炊をしながら食事の管理をし、訓練所で教えていただいたヨガを継続しながら体調管理をしていきたいです。

<上士幌町 竹中貢 町長より>
あなたは若いので2年間を貴重な経験にしてください。とにかく健康には気を付けてください。

【三浦 彩華(みうら あやか)さん】 <青年>

東ティモールの国旗

三浦 彩華さん(右)

出 身:帯広市
派遣国:東ティモール
職 種:歯科衛生士

①海外で一度働きたいと思っていたのと、歯科衛生士の活躍の幅を広げたく、調べて見つけたのが青年海外協力隊でした。

②自分の活動先は、東ティモールのバウカウ県、第二の都市と言われている場所で活動を行う予定です。主な活動内容としては、子供のいる施設などを巡回して歯科予防について、知識を身につけさせること等です。自分はバウカウ県で初代の歯科衛生士として派遣される予定です。現状、予防歯科や歯の大切さの概念がないと思われます。その為、目標としては「まずは歯科予防の基盤を作り」だと思っています。

③色々な人たちとコミュニケーションをとって、周りの人と協力して活動を行いたいです。コーヒー産業が盛んなので、東ティモールのコーヒーを現地で飲んでみたいです。
また、海が綺麗なので、休日の時にでも海に行きたいです。

<帯広市 前田正明 副市長より>
日本とは違う環境ですので、安全に気を付けて、貴重な2年間としてください。

【滝吉 裕美(たきよし ゆみ)さん】 <青年>

ソロモンの国旗

滝吉 裕美さん(中央)

出 身:別海町
派遣国:ソロモン
職 種:看護師

①異国文化に触れ、異国・自国ともにより深く知りたい、という好奇心がきっかけとなりました。

②病院での活動予定ではありますが、現地住民を中心として知識や技術、習慣を相互に共有しながら互いの理解を深め、人としての尊厳と発展に寄与し合えたらと思っています。

③直前まで勤めた別海町内の病院勤務経験も活かした医療現場での活動を通じ、2年間で身につける語学力も武器に、帰国後に医療現場で必要とされる人材となることが目標です。

<別海町 曽根興三 町長より>
百聞は一見に如かず。別海で生まれ育った滝吉さんご自身がソロモンの現場から多くのことを学んで、2年後にまた別海で再会できることを楽しみにしています。