【開発教育】北海道鹿追高等学校の皆さんが職場体験に来てくれました!

10月9日(金)鹿追高等学校の生徒5名が、インターンシップ先としてJICA北海道(帯広)を選んで来てくれました。

2020年10月28日

~職場体験プログラム~

 まずJICA北海道(帯広)代表によるJICA事業についての講話と事前に生徒たちが考えてきた質問に回答する時間、次に職員から研修員受入事業・市民参加事業を学んでいただく時間を設けました。SDGsの課題と鹿追町の未来とを結びつけて考える活動では、積極的に意見交流をする姿が見られました。
 最後にJICAでの1日体験で「印象に残った言葉」を伺いました。金野さん・堂田さん・前谷さんは、JICA北海道(帯広)の建物管理を受託する日興美装工業(株)の荒畑総括の「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」に感銘を受け、その理由として「とても実感をともなって受け止められたから」「自分の可能性を自分で閉じず、未来を今まで以上に楽しもうと思えたから」と話してくれました。小野さんが印象に残ったのは「仕事で出会う物事には一つ一つ必ず意味がある」という言葉で、何かに取り組んでいる最中は、まだ見ぬ結果に不安はつきものではあるけれど、この言葉から将来様々な経験をすることに、より前向きになったというたくましい感想を話してくれました。さらに川島さんは「顔と名前は覚える」ということが国際交流の第一歩だとわかったと話していました。
 今回のインターンシップが人生の教訓になるべく、一人ひとりに意味のある時間になったことがうかがえました。

~JICA広報記事作成体験~

 今回の職場体験プログラムの一環として、鹿追高等学校の皆さんに、インターンシップで学んだことについての記事を書いていただきました。

【画像】①「JICAで働く人々を紹介します」:前谷 ひらり
 JICAで働く人々は、1929人です。JICAで働く人々は、途上国の未来を考えながら、自分のできることはどんなことで、その国のためになることは何かを考え、その国が発展してくれますようにと一生懸命働いています。一人ひとりの職員がとても明るく、途上国の発展を思う気持ちが強いと感じることができました。

②「働く人たちはどんな思いで働いているの?」:金野 花香
 JICAで働く方々は、自分ではない誰かのために何かをしたいという思いで働いていることを感じました。その思いで行動した活動は、最後には自分にも活きて戻ってくるということが分かったので、私たち学生でも誰かのためにできることはないかということを改めて考えることができました。

【画像】③「インターンシップにJICAを選んだ理由」:川島 寛季
鹿追高校は高校1年生の時にカナダ短期留学に行きます。そこで異国の方々と交流し、カナダの「文化・食・交通・学校」を体験したことから、より日本との違いを探す楽しさを感じ、さらに他国に興味を持ったため、国際協力を主に行っているJICA北海道(帯広)を体験先に選びました。

④「鹿追高校の魅力とJICAの貢献活動とのつながり」:小野 妃月            
 今日僕は代表の沢田さんから発展途上国では環境保全と発展の両立が必要だと学びました。それは鹿追町にも共通していて、町を活性化するとともに、今の素晴らしい自然の保護も同時に考えることが課題だと感じたからです。鹿追町にはその豊かな自然と鹿追高校の全生徒が経験できるカナダ留学があります。カナダ留学は授業の一つではありますが、実際にホームステイを経験したら授業が吹き飛んでしまうほどの素晴らしい生活を体験できます。そんな貴重な経験ができるところが鹿追高校の最大の魅力です。

【画像】⑤「インターンシップの感想」:堂田 進之助
 JICAの施設で一番驚いたことは、レストランについてです。宗教上の理由からハラル認証を取り、多くの配慮により提供されている食べ物やその作り方を知ったことです。鹿追創生を考える時間では、今までそんなに気にしていなかった鹿追のことも、活動をやっているうちにどんどん気になって、鹿追町を変えたいという気持ちになりました。JICAの事業内容だけではなく、鹿追創生について改めて鹿追町の魅力を考える時間をいただき、実りある一日でした。

鹿追高等学校の皆さん、来年もお待ちしています!