【開催報告】「しほろ×キルギスDAYS」イベントを開催しました!

2020年12月3日

賑やかなキルギスのバザールを再現!

【画像】 

道の駅内の「にじいろ食堂」で提供されたラグマン

キルギス料理を多くの方に楽しんでいただきました!

eje&によるOVOP商品の販売ブース

フェルト刺繍のワークショップ

トークショーの様子

11月21(土)~23(月祝)の3日間、士幌町の道の駅ピア21しほろにて「しほろ×キルギスDAYS」を開催しました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、館内の換気を行い、ご来場の皆様に検温や手指消毒等にご協力をいただくなどの対策を行ったうえでの開催となりました。

士幌町とキルギスは共通の特産品「シーベリー」をきっかけに交流を深めており、JICA帯広も2019年より地域住民の皆様に士幌町とキルギスの交流を紹介するイベントを開催しています。今年はコロナ禍により旅行の機会が減りましたが、キルギスを旅した気分を味わってもらえるよう、キルギスのバザールを再現し、キルギス料理とOVOP(※)商品の販売、フェルト刺繍のワークショップを行いました。

料理ブースでは炭火で焼かれたシャシリク(鶏肉の串焼き)やショルポ(牛肉・羊肉と野菜のスープ)など、普段日本ではあまり食べる機会の無いキルギス料理を提供しました。特にシャシリクは連日お昼過ぎには完売するほどの人気がありました。
また、こちらのブースではカルパックと呼ばれるキルギスの男性用の帽子(写真1枚目バザール上部、写真6枚目男性陣が被っているもの)や民族衣装(写真3枚目右側の青い服)を身にまとった売り子による販売だったこともあり、目もお腹も満たされたのではないかと思います。

OVOP商品の販売ブースでは、かわいらしい動物の置物やバッグなど温かみのあるフェルト商品や蜂蜜が並び、多くの方が足を止め商品をご覧になりました。
今回出店した「eje&」は元OVOP業務調整員と青年海外協力隊OG(キルギスに派遣)が運営しており、その方たちが販売することで、地域住民の皆様に商品だけではなく、キルギスやOVOPの活動についても知っていただく機会となりました。

さらにワークショップブースでは、OVOP商品のペンケースとコインケースに、フェルトで好きな刺繍をつける体験を行いました。
体験前にはOVOP専門家・関係者によるOVOP活動紹介があり、活動を通して現地女性の所得が向上し、自身の能力次第で学校の教員よりも稼ぐ女性がいることや、今回使用した商品はエスパルセット(マメ科の植物)などの自然素材を利用した草木染めであることなどを説明すると、参加者からは驚きや感嘆する声が多く聞こえました。
その後、刺繍体験ではキルギスで取れたウールを使用し、フェルト用の針を用いてチクチク刺繍を刺していく細かい作業を行い、多くの方が集中し楽しんでいただきました。

イベント2日目と3日目には、OVOP専門家や関係者によるトークショーを行いました。
2日目にはOVOP業務調整員とキルギス人のご主人が登壇し、クイズ形式でキルギスの食文化や暮らしを紹介しました。
3日目にはOVOP専門家より、士幌町とキルギスの交流およびJICA事業を紹介し、クイズで正解した参加者にOVOP商品の蜂蜜をプレゼントする場面もありました。
参加型形式で多くの方に楽しんでいただきつつ、キルギスに対する理解を深めていただけたのではないかと思います。


ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

【画像】引き続き皆様に士幌町とキルギスの関わりを知っていただくイベントを企画していきますので、次回をお楽しみに!