【開発教育】広野小学校にてオンライン教室を開催!

JICA北海道(帯広)では、道東地域の小・中・高等学校の国際理解教育/開発教育の支援のため、教室にいながら開発途上国や異文化・多文化に関する学びを実践できる「JICAオンライン教室-世界とつながろう-」を実施しています。

2021年6月14日

日本とマダガスカルの「違い」から「多文化共生」を考える

「マダガスカルに関する嘘?本当?クイズ」に挑戦

「ラザさんの日本での行動とマダガスカルでの行動の違い」を話し合いました

6月2日(水)、帯広で長期研修員をしていたマダガスカル出身のラザさんによるオンライン教室が行われ、帯広市立広野小学校の皆さんが「日本とマダガスカルの違い」について学びました。

初めに「マダガスカルに関する嘘?本当?クイズ」が紹介されました。クイズの中には「マダガスカルでは四季があるか」や「マダガスカルでは毎日米を食べるか」などが取り上げられていました。その後は「ラザさんの日本での行動とマダガスカルでの行動の違い」を児童の皆さんが考え、話し合いました。カードに分類された違いについて、児童の皆さんが自らの意見を積極的に発言し、活発な話し合いを行っていたのが印象的でした。
一つ例を挙げると、ラザさんは日本で「新しい服や靴を購入する」ものの、マダガスカルでは「古着を購入していた」そうです。日本では新しい服や靴が安く売られているため、新品を購入していたものの、マダガスカルでは新しい服や靴の値段が高かったため、主に古着を購入していたとのことでした。

今回のオンライン開発教育授業は、児童の皆さんが楽しく学べるよう、クイズやカードの分類といった活動を取り入れた内容となりました。児童の皆さんは、アフリカの生活を想像しながらグループで話し合い、楽しそうにカードを分類していました。
皆さんがマダガスカルや開発途上国に関心を抱き、また文化や考えの違いを知ることで、自然と“多文化共生”の意識に繋げることができたのではないでしょうか。広野小学校の皆さんにとっても記憶に残る一日となったと思います!

(資金協力業務部 清水 翔太)