【開発教育】JT道東帯広支店の皆さんがSDGsワークショップを体験

12月7日(火)、JT(日本たばこ産業株式会社)道東帯広支店から12名の皆さんがJICA北海道センター(帯広)を訪問し、SDGsを学ぶワークショップを体験しました。

2021年12月16日

SDGs(持続可能な開発目標)とは?ワークショップで考える1日

JICA北海道(帯広)では、国際協力・国際理解について、当センターを訪問して学んでいただく「センター訪問プログラム」を実施しています。

【講義:SDGsの概要】
クイズを交えた講義

【講義:SDGsの概要】
SDGsパネルコーナー見学

【ワークショップ①】

【ワークショップ②】

【館内見学】

今回、社内研修の一環としてJICA北海道(帯広)を訪問してくださったのは、JT(日本たばこ産業株式会社)道東帯広支店の12名のスタッフの方々です。皆さんには、ワークショップ等を通じて、「SDGs(持続可能な開発目標)」への学びを深めていただきました。

【講義:SDGsの概要】
まずはSDGsについて、映像やクイズを用いた講義を行いました。例えば、「日本のフードマイレージ(食料の輸送距離)は世界第何位でしょう?」というクイズでは、「世界でダントツ1位」という結果に皆さんから驚きの声が上がり、生活に関連する身近な事柄でもさまざまな課題があることを実感。講義の後はSDGsパネルコーナーにて17の目標と169のターゲットを確認し、それぞれが重要と考える課題、気になる課題に投票をしていただきました。

【ワークショップ①】
5名ずつ2グループに分かれ、17の各目標について、日本の達成度(2021年現在)を予想するワークショップを行いました。またその理由もグループの中で議論していただきました。予想が的中していた目標もあれば、意外にも達成できていない分野もあったのではないでしょうか。皆さんからは「個人が生活している中で課題であると感じていることが最優先課題と考えがち」「帯広は自然が豊かなので、自然環境の課題は見えにくいのでは」等の様々な気づきの声が聞かれました。

【ワークショップ②】
2つ目のワークショップでは、“SDGsのゴールに関連した目標”をひとつ決め、その目標を達成するために“できること”を考えていただきました。Aグループが設定した目標は「動物との共存」、Bグループが設定した目標は「つくる責任、つかう責任」。それぞれ達成のためのたくさんのアイディアを個人で出し、またグループで議論をしていただきました。議論の中で「“目標”は世界規模だけれど、“できること”は家庭規模ですね」という声もあり、「ひとりひとりが取り組んだことが、社会を変えていく力になる」という今後の行動に繋がる気付きも得ていただきました。

【館内見学】
最後に、JICA北海道(帯広)の館内をご案内しました。展示コーナー「おびるっく」や図書資料室「おびぶっく」はもちろん、普段は入ることのできないJICA研修員の宿泊部屋や、イスラム教徒のお祈りにも使われる和室などもご覧いただきました。

JT道東帯広支店の皆さん、お越しいただき、ありがとうございました!