JICA理事長賞】第17回理事長賞のオンライン表彰式を開催しました。

2022年3月31日

JICAでは、毎年、国際協力事業を通じて開発途上国の人材育成や社会・経済発展に多大な貢献をされた個人・団体に対し、その功績を讃え、表彰しています。第17回を迎える今年度、道東地域からは、西部潤氏と、よつ葉乳業株式会社(本社・北海道音更町)が「JICA理事長賞」を受賞され、2021年12月9日(木)にオンラインで表彰式が開催されました。

西部潤氏

西部潤氏

西部潤氏(右)と JICA北海道(帯広)代表・沢田

同氏は約30年にわたり、JICAの研修講師や専門家として、酪農分野の技術協力プロジェクトや研修事業にご協力いただきました。高品質生乳の生産管理・品質評価・分析技術等の様々な講義や技術指導、コース運営に尽力し、日本の酪農の中心である十勝のノウハウを、世界各国の研修員に伝えてくださっています。また、キルギスでは、酪農分野の生産技術移転に留まらず、農業協同組合の組織やその活動の意義の普及に大きく貢献されました。

西部潤氏実績
・研修員受入事業 視察・講義受け入れ
1992年~現在 70コース以上、約70ヵ国500人以上
・技術協力プロジェクト「キルギス国チュイ州市場志向型生乳生産プロジェクト」の短期専門家

よつ葉乳業株式会社

よつ葉乳業株式会社 有田真 代表取締役社長

同社は約30年以上にわたり、JICAの研修員受入事業にご協力いただきました。これまで約88ヵ国延べ800人以上の研修員に対し、乳製品の加工や輸送システム、食品衛生管理システムや国際認証、乳製品のバリューチェーン事例、乳業メーカーの戦略事例など、幅広いテーマで指導されました。また弱い立場で貧しい生活を強いられていた地域の酪農家のために設立された同社の歴史や取り組みは、途上国の研修員にとって多くの学びをもたらしています。
 授賞式には有田 真 代表取締役社長が出席されました。

よつ葉乳業株式会社
・研修員受入事業 視察・講義受け入れ
1987年~現在 90コース以上、約88ヵ国880人以上