【開発教育】芽室町中央公民館にて出前講座を実施しました

2022年9月26日

生涯学習で日本の国際協力について知る

講師を担当した木下国際協力推進員

チャムさんにはアフリカの打楽器ジャンベをご披露いただきました

めむろ柏樹学園の皆さまありがとうございました!

2022年8月24日、芽室町中央公民館にて、同町が実施する生涯学習事業「めむろ柏樹学園」の皆さまに、国際協力についての講演会を行いました。

講師を務めたのは、JICA北海道センター北見デスクの木下国際協力推進員、JICA海外協力隊経験者のチャム祐子さんの2名です。

木下推進員は「JICA帯広の役割~地域の外国人への取り組み~」と題して、JICAの国際協力の事例紹介や、道東地域での外国人材共生社会構築に向けたJICAの取り組みについて説明しました。道東で活躍する外国人への取り組みについては、技能実習生が日本で働く理由、将来の夢、技能実習生の働きぶりを好意的に受け止める日本人従業員の声などを撮影したビデオを観賞し、理解を深めました。
聴講された方からは「テレビでJICAのことは知っていたがどんなことをしているのか、センターでは何があるのかは知らなかったので知れてよかった。機会があれば訪れたい。」「農場で働く技能実習生と話したことがあるが、その人も一生懸命でこれからもがんばってほしい。」という感想をいただきました。

チャムさんからは「イスラム圏での生活・セネガル共和国」としてイスラム圏のイメージと実際の生活についてセネガルを中心にお話していただきました。野菜が計り売りであること、パン1つと卵1個が同じ値段であるという日本との物価の違いや、トイレにはトイレットペーパーがなく水で流すのが普通であることなど、日本に住んでいると想像もできない文化の違いなどを学びました。同じイスラム圏のモロッコと比較しても女性の服装が違うことなど、馴染みのない国や文化について知る貴重な経験となりました。
また、セネガル人は隣人同士の挨拶をはじめ、地域でのコミュニケーションをとても大切にしているというお話もあり、聴講された方からは「昔の日本にあった、地域の人同士の面倒見の良さに似たようなものをセネガル人からも感じた」という声も聞かれました。

在留外国人についてのお話や、途上国での生活談をもっと聞きたい方は、ぜひJICA北海道センター(帯広)へお越しください。