【開発教育】北海道網走桂陽高等学校に研修員学校訪問を行いました!

2022年10月12日

互いの国の文化と触れ合う国際交流

笑顔で記念撮影

初めての茶道体験

究極の自撮りタイム!

生徒たちから質問を受ける研修員ハバさん

2022年9月29日、JICA長期研修員として北見工業大学大学院で道路管理技術を学ぶリジャレムさん(エチオピア)、ガトットさん(インドネシア)、ハバさん(モンゴル)の3名が北海道網走桂陽高等学校を訪問し、同校のSDGs委員会に所属する生徒14名と交流しました。

この日研修員は、交流を心待ちにしていた生徒に手作りの横断幕で出迎えられ、温かい雰囲気で交流会がスタートしました。
序盤は研修員を代表して、リジャレムさんが、スライドを使いながら生徒に母国の紹介を行いました。エチオピアの基本情報に加え、アフリカ連合や国連アフリカ委員会の本部が設置されていること、テフ(雑穀の一種)から作られるエチオピアの主食「インジェラ」やコーヒーを愛飲する食文化のこと、アフリカで唯一、独自の暦や文字があることなど、興味深いお話を沢山してくれました。
続いて、研修員3名それぞれの国の人気の観光スポットやスポーツ、好きな日本の食べ物など、生徒から沢山の質問が寄せられました。

交流会の後半では、生徒による英語での校内案内後、作法室で茶道部の生徒がお点前を披露してくれました。初めて茶道を体験した研修員からは、感動の声が続出! 正座を保つことに苦戦しながらも作法やルールなど一つ一つ理解しながら、貴重な体験を楽しみました。
今回の訪問は、「国際交流がしたい!」という生徒の願いを英語の先生が受け止め、実現できるよう動いてくださったのがきっかけでした。生徒の中には、英語で他者と話すことに自信を得たり、研修員の出身国について更に興味が湧いたりなど、それぞれ持ち帰られるものを見つけていたようです。

短い時間でしたが、研修員にとって日本の教育現場や日本文化を知る貴重な機会であったとともに、生徒にとっても世界を知るヒントを得られるひと時を過ごすことができました。