【草の根技術協力事業】キルギス農業技術カレッジの教員が本邦研修を行いました

2022年11月7日

士幌町にて加工実習の見学や異文化交流授業の出席、商品開発ワークショップを体験しました!

士幌高校の赤穂校長とキルギス農業技術カレッジの教員の方々

士幌高校にて生徒の加工実習を見学しました

キルギスのお菓子を試食する士幌高生

試食をしたキルギスのお菓子

2022年10月13日から10月19日に、JICA北海道(帯広)の草の根技術協力事業にて、キルギス農業技術カレッジの教員6名が来日し、士幌町での本邦研修を行いました。

北海道士幌町とキルギスはほぼ同緯度に位置し気候が似ており、シーベリー等の共通の特産品が見られることがきっかけで、5年前から交流が続いています。このような中、2021年11月より、士幌町と(株)CheerSは、士幌町立北海道士幌高校が地域の農家や事業者とも連携して士幌の地場産品を生かした商品開発をしている取り組みを、キルギスの農業技術カレッジに紹介し、現地の農業教育に役立てる協力を実施しています。

 プロジェクト開始後約1年にあたる今回の本邦研修では、キルギスの先生方は士幌高校の加工実習や衛生管理手法等について、教員の教育・指導、生徒による実践を視察しました。また、道の駅「ピア21しほろ」にて、1日店長になったつもりで商品開発を試みるワークショップを体験し、商品開発のポイントや手法を学びました。
研修に参加したキルギスの教員からは、「日本は衛生管理の面において些細なことにも工夫が凝らされており驚いた」「商品開発の手法をキルギスでも実践したい」といった声がありました。

 士幌町滞在最終日の10月18日には、士幌高校でキルギス農業技術カレッジの生徒たちともオンラインで接続をしながら、キルギスの高校生が開発した商品(お菓子)や伝統音楽等を紹介しました。同時にキルギスのお菓子の試食が行われ、士幌高校の生徒にとっては、初めて食べる味に、異文化を知る・感じる刺激的な時間となりました。