【開催報告】「国際理解教育セミナー」を開催しました!

2022年8月3日

帯広⇔北見⇔東京を結び、SDGsと道東地域の課題を繋げるワークを通して学びの共有

帯広会場の様子

北見会場の様子

講師のDEAR中村絵乃先生

各会場をオンラインで繋ぎ意見共有をしました

2022年7月26日(火)、「国際理解教育セミナー」を帯広・北見で同時開催いたしました。数年ぶりの対面形式でのセミナーとなり、帯広会場12名、北見会場7名、計19名の方々にご参加いただきました。
帯広会場、北見会場ともに、参加者同士が積極的に交流する様子が見られ、アットホームな雰囲気の中セミナーを進めていきました。

今回のセミナーでは、それぞれの会場で対面のアイスブレイクを行った後、講師の中村絵乃先生によるグループワークを行うというプログラムでした。

はじめに、「地域の写真から考えよう」をテーマとしたワークショップを行いました。
グループごとに地域の写真を提示し、写真を見て気づいたこと・疑問に思ったことを出し合い、その後グループで社会・経済・環境・政治的関与の4つのジャンルに分けながら共有し、4つのジャンルの中で少なかったものに対して更に質問を考えていくという「コンパス分析」ワークを行う中で、各会場ともにたくさんの疑問や新たな気付きを見出し、分析を行っていました。

次に、「質問づくりをやってみよう」というワークショップを行いました。
“北海道はこれからも、第一次産業が要になる。” というお題に対し、まずは個人で質問を書き出していき、その後グループになり書き出した質問を「開いた質問(答え方に限定性がなく何通りも答えがある質問)」と「閉じた質問(答え方が限定的ではい、いいえ等で答えられる質問)」に分類し、それぞれ逆の質問に変換していくという「オープン⇔クローズ」ワークを行っていただきました。こちらのワークショップは難易度が高く、ファシリテーターに考え方や例を教わりながら取り組んでいました。

参加者の方からのアンケートでは、「視点が広がった」というコメントを多くいただきました。
「国際理解教育というカテゴリーの中、『コンパス分析』や『質問づくり』等の手法を通して、地域課題と向き合い新たな視点に気が付くことができた。こういった学びは、広く探究的な学習につながると思った。」というコメントや、「対面での研修を通して、同じ地域の様々な学校・職種の方々と意見交換することが大変意義深く、みんなで色々な話をすることでモヤモヤが晴れました」というようなコメントもいただきました。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。
JICA北海道センター(帯広)では、教育指導者の方向けのセミナーを開催しています。
SDGsや国際理解教育の指導にご興味ある方のご参加をお待ちしております。