【研修コース】アフリカの産業人材を育成する「ABEイニシアティブ」の閉講式を行いました!

2023年3月22日

日本での経験を活かし、アフリカとの懸け橋へ

修了証書を受け取るイシメルさん(左)と授与するJICA北海道(帯広)代表・木全(右)

写真左よりアマデウスさん・イレリさん・イシメルさん

JICAスタッフとの集合写真

JICA長期研修「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)」プログラムで、約2年半にわたり帯広に滞在していた長期研修員の閉講式が、JICA北海道(帯広)で行われました。

「ABEイニシアティブ」(African Business Education Initiative for Youth)とは、アフリカ諸国にて産業開発を担う優秀な若手人材を長期研修員(留学生)として日本へ受入れ、日本の大学院での修士号取得に加え、企業でのインターンシップ実習を実施するプログラムです。
本プログラムを通じて、アフリカにおける産業開発に資する日本とアフリカの間での人脈が形成され、日本企業がアフリカにおいて経済活動を進める際の水先案内人として活躍することが期待されます。

このたび、ガーナのイシメルさん(Mr. ASSAN Ishmael Kojo)、ケニアのイレリさん(Mr. IRERI Sabastian Macharia)、モザンビークのアマデウスさん(Mr. FRANCISCO Elton Amadeus)の3名が3月20日に帯広畜産大学の修士課程を修了し、農学修士号を取得しました。

コロナ禍の来日による長期間の隔離生活、オンライン講義が続くなど多くの困難が続いた学生生活でしたが、閉講式では、友人や地域の方々に支えられながら、慣れない日本での暮らしに少しずつ適応できたこと、最初は帯広の寒さに驚いたこと、有意義な大学生活や日本での素晴らしい出会いについて語ってくれました。

今後、イシメルさんとイレリさんは愛知県での企業インターンシップ、アマデウスさんは博士課程へ進学し学びを深め、母国の発展のための歩みを進めます。母国に戻ってからも日本で得た知識と経験を活かし、日本とアフリカとをつなぐ懸け橋となって活躍してくれることでしょう。

ご卒業おめでとうございます!Congratulations!