【開発教育】JICA研修員が北海道興部高等学校を訪問しました!

2022年11月9日

体験を通じて学ぶ異文化交流

母国の文化を紹介するカロリーナさん

折り鶴レッスン

けん玉にチャレンジ

2022年10月26日、日本赤十字北海道看護大学で日系社会研修「地域包括医療(看護と介護)」に参加しているアルゼンチンからの研修員 饒平名 呉屋(よへな ごや) カロリナ リスさん(通称:カロリーナさん)が北海道興部高等学校を訪問しました。
日本とアルゼンチン双方の国籍を有するカロリーナさんは、スペイン語からの通訳と時折直接日本語も織り交ぜてのアルゼンチンの国紹介を皮切りに、折り紙やけん玉にチャレンジしたり、マテ茶を試飲してもらったりして、1年生12名と交流しました。

前半は、カロリーナさんより写真のスライドも交えつつ、アルゼンチンの衣食住に関する基本情報をはじめ、アルゼンチン国内のワインの産地や温泉地域、氷河などの観光スポットを生徒に詳しく説明。生徒は世界地図を片手に、カロリーナさんが示す地域の場所を確認しつつ、タンゴはアルゼンチンの伝統的な音楽とダンスであること、日常的に飲まれるお茶はマテ茶であることなどに興味を持ちながら日本と異なる文化を学びました。
また、「アルゼンチンに移住した日本人の70%は沖縄県出身の人」、「日本人は勤勉で約束を守るといった定評があることから、仕事の面接などで有利に働くことがある」など、日系人ならではの体験を生徒にお話ししてくれました。

後半は、生徒がカロリーナさんに折り鶴やけん玉を教えながら日本の遊びを楽しみました。カロリーナさんの気さくな人柄に触れつつ、アルゼンチンの文化を学んだ生徒からは、「アルゼンチンに行ってみたくなった」、「世界の様々な国について、もっと調べてみたいと思った」など、世界を知る事に対して意欲的な声がありました。

交流会の最後はカロリーナさんが生徒のために用意してくれたマテ茶やアルファホードという伝統菓子を試食し、研修員と生徒がお互いに五感をフル活用しながら異文化への理解を深め、充実したひと時を過ごしました。