【JICA海外協力隊】十勝から3名のJICA海外協力隊が世界へ!

2023年4月27日

音更町在住の藤田久輝さん(モンゴル派遣/職種:理学療法士)と帯広市在住の松田亜弓さん(ブラジル派遣/職種:編集)、嶺元麻帆さん(パラグアイ派遣/職種:野菜栽培)が2023年4月よりJICA海外協力隊として派遣されるにあたり、今後の活動への抱負を語りました。

歴史ある日本の知見と技術をモンゴルへ

写真左よりJICA北海道(帯広)代表・木全、藤田さん、音更町・小野町長、同・吉田総務部長

藤田久輝さんは、2022年度4次隊の理学療法士隊員としてモンゴルへ派遣されます。

藤田さんは、理学療法士として帯広市内の病院で勤務をしていた際に、痛みといっても人それぞれ違った背景が影響していることを学び、他国の現状を知りたい、海外にて理学療法士として働き、自身もスキルアップしたいと思い、JICA海外協力隊に応募されました。
モンゴルの首都ウランバートルの病院に配属され、同僚への技術指導などを行う予定の藤田さん。「現地の人たちと共に学びあい、お互いを高め合っていけたら」と語ってくれました。

音更町の派遣前表敬訪問の際には、小野信次町長から藤田さんへ、「一人で悩まず、人とつながっていてほしい。その経験が今後十勝や音更にもつながっていく」と温かい言葉をいただきました。

ブラジル南部で、季刊誌の記者に

写真左よりJICA北海道(帯広)副代表・谷口、松田さん、帯広市・池原副市長

松田亜弓さんは、2022年度4次隊としてブラジルへ派遣されます。

昨年末まで帯広市の新聞社にて記者として働いていた松田さん。記者として成長するためにより広い視野で世界を見てみたいという思いが強くなり、培った技能を活かして現地で貢献出来たらと思い志望されました。南部のポルト・アレグレ市の日系社会向け機関紙の編集者として配属予定で、日系人の方と地方を巡回し、地域の食やイベントなどの情報誌のデザインやレイアウトなどを行う予定です。
「自身が“外国人”となり、海外の歴史的背景や文化など様々なことを学び、更に記者として成長したい」と意気込みを話してくださいました。

帯広市の派遣前表敬訪問の際には、池原佳一副市長から松田さんに向けて「健康と安全に気を付けて、是非2年間の活動を地元・帯広に活かしてほしい」と激励の言葉をいただきました。

コロナ禍で緊急帰国後、様々な選択肢がある中協力隊へ再チャレンジ!

再派遣への意気込みを語ってくれた嶺元さん

北海道帯広農業高校教員の嶺元麻帆さんは、2019年度1次隊としてパラグアイへ派遣されましたが、派遣7か月後に新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い緊急帰国を余儀なくされました。

荷物も置いたまま帰国した後は、再派遣への登録をやめる、派遣国を変えるなど様々な選択肢がある中、パラグアイへ戻りたいという気持ちが強く、再派遣を希望しました。

パラグアイのカーサパ県の農業高校にて野菜栽培を教える教師として活動予定の嶺元さんは、「自分の経験を現地農業高校にも帯広農業高校にも還元したい。また、パラグアイと帯広の農業高校が繋がるキッカケとなれたら」と意気込みを語ってくれました。

気をつけていってらっしゃい!

藤田さん、松田さん、嶺元さん、出発前のお忙しい中ありがとうございました。
皆さんの活動が充実したものとなりますように。