ボランティア

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タンザニアのボランティア事業は、1967年3月に派遣が開始され、2018年9月現在で約1,600人を派遣しています。
タンザニアにおけるボランティア事業は、(1)経済成長のけん引セクターの育成、(2)経済開発・社会開発を支えるインフラ開発、(3)ガバナンス・行政サービス能力の向上の3つの援助重点分野に沿って取り組まれています。
現在、タンザニアで活躍するボランティアは約50名(うちシニア海外ボランティア2名)。
任地は、タンザニア最大の都市ダルエスサラームをはじめ、内陸部のモロゴロ、イリンガ、首都であるドドマ、インド洋沿岸地域のバガモヨ、その対岸にあるザンジバル島、ケニアと国境を接するアフリカ最高峰キリマンジャロの麓に位置するモシ、アフリカ最大のビクトリア湖沿岸のムワンザ、南西部高原地域のムベヤ、ソンゲア、モザンビーク国境沿いのムトワラ、マサシなどで草の根レベルの活動を展開しています。
タンザニアの村落部では、断水、停電が頻発する日々ですが(そもそも水道・電線が整備されていない地域も多いといこともあります)、多くのボランティアがタンザニアの国語であるスワヒリ語を駆使しつつ、人懐っこいタンザニアの人々と共に、地域の発展のために活動しています。
各分野に沿った派遣ボランティアの職種は大きく次のように分けられます。

援助重点分野:経済成長のけん引セクターの育成

派遣分野:農業

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野菜栽培の指導を行う野菜栽培ボランティア

タンザニアにおける農業分野はGDPの約4分の1を占め、人口の約8割が農業関係で生計を支える経済成長の核であるため、無償資金協力や技術協力プロジェクトを複数実施しています。そしてボランティア事業においては現在、農業分野で野菜栽培のボランティアを派遣しています。今後は地方政府の農業局配属のコミュニティ開発のボランティア派遣も予定されており、ますますボランティアの活躍が期待される分野になっています。

派遣分野:産業人材育成

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生徒に対してパソコンの使い方を指導するPCインストラクターボランティア

高度経済成長を続けるタンザニアにおいて、産業人材の育成は今後注目される分野です。職業訓練校、大学等の高等教育機関などで多くのボランティアが人材育成を目標に活躍しています。職業訓練校では、主にICT関連のボランティアが活動しています。その他に、タンザニア唯一の日本語教育を実施している高等教育機関において、日本語教育ボランティアが活躍しています。

援助重点分野:ガバナンス・行政サービス能力の向上

派遣分野:教育

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中等学校で数学を教えている数学教育ボランティアの授業風景

教育分野では同分野の公共サービスを充実させるため、小学校、中等学校で理数科目を教える理科教育、数学教育、小学校教育隊員が配属されています。タンザニアは慢性的な理数科教員不足が課題の一つとなっており、多くの生徒が、基礎計算能力が未定着のまま中等学校へ進学していきます。それらを解消するため、理科教育、数学教育そして小学校教育ボランティアが協力して、タンザニアにおける基礎計算能力の地域的な底上げを図っています。
タンザニアの教育制度は、初等教育は7年制、中等教育は6年制です。中等教育は1~4年生までがOレベル(Ordinary Level)、5~6年生がAレベル(Advanced Level)と分かれています。

派遣分野:地方行政

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住民の活動支援を行うコミュニティ開発ボランティア

タンザニアの開発課題である行財政管理能力強化に対して、主に、地方行政改革支援(コミュニティ開発支援)で協力活動を展開しています。ボランティアの配属先となっている県庁、市役所等の業務効率化や職員の能力向上に寄与する活動、住民自身によるコミュニティ開発が定着するための支援活動や女性グループの活動支援を行っています。また、ボランティア同士による相互補完的な活動や技術協力プロジェクトと連携した活動を通し、相乗効果を高めています。

派遣分野:保健

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病院での5S-KAIZENの普及に向け、活動を行う看護師ボランティア

タンザニアの開発課題である行財政管理能力強化に対して、保健行政システム強化の面で協力活動を展開しています。看護師、助産師ボランティアが、国立病院、州病院、県病院などの医療機関および県保健局などの地域医療主管部に配属され、5S-KAIZENの普及・定着を通じた保健医療サービスの向上支援、県保健局における能力強化支援を目的に活動しています。また、理学療法士ボランティアが国立、州立、県立の病院に配属され、患者に対するリハビリサービスを提供しつつ、将来の理学療法士人材の育成に貢献しています。この分野においても、ボランティア同士による相互補完的な活動や技術協力プロジェクトと連携した活動を通し、相乗効果を高めています。

派遣分野:体育、スポーツ

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野球指導を行う野球ボランティア

中等、高等教育機関に対して体育ボランティアを派遣し、タンザニアにおける体育教育の普及を目指します。また、安倍総理が提唱したSPORT FOR TOMORROWイニシアチブに基づき、数多くの人にスポーツの機会を提供することも、ボランティアには期待されています。体育ボランティアの他に、野球、柔道ボランティアも派遣されています。東京オリンピック(2020年)を視野に入れ、野球、柔道ともに、タンザニアナショナルチームへの指導を行っています。

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