\北岡理事長が群馬県を訪問、包括連携協定に署名/

2021年12月17日(金)、群馬県庁において、北岡理事長は群馬県・山本知事との間で包括連携協定に署名。北岡理事長はこの機会に高崎市も訪問し、富岡賢治市長と面談するなどしました。

2022年1月4日

高崎市・富岡賢治市長との面談 

高崎市・富岡市長と面談

 JICAは2021年10月1日に高崎駅ビル内に高崎分室を開設しました。理事長は富岡市長に、高崎分室の設置にあたって、オフィススペースの賃貸や出向職員の派遣といった多大なサポートを頂いたことについて感謝の意を伝えました。また、今後、高崎分室を通じて、(1)民間連携支援、(2)外国人材受入促進支援に力を入れていきたい旨、説明しました。これに対し富岡市長からJICAとの連携に対する強い期待が表明されました。

群馬県・山本知事との包括連携協定の署名  

署名式の様子
右:山本一太氏 群馬県知事、
左:北岡伸一 JICA理事長

署名式の様子

 同日午後、群馬県庁において、北岡理事長は山本知事との間で包括連携協定に署名しました。本包括連携協定は、(1)多文化共生・共創の促進、(2)グローバル人材の育成・地域の国際化促進、(3)地域の特長を活かした技術協力の促進、(4)中小企業の海外進出促進を連携分野として掲げ、これまでの良好な関係をさらに深化させるべく締結したものです。
 群馬県の外国人住民数は61,461人、県人口の3.1%を占めており(全国平均2.3%)、群馬県にとって適正な外国人材受入の推進、外国人の生活支援・活躍推進は喫緊の課題となっています。
 署名式において、北岡理事長からは、これまでの群馬県との良好な関係に触れながら、多文化共生は少子化時代において日本が取り組まなければならない最も重要な課題であること、多文化共生においては日本語教育の果たす役割が大きい点につき言及しました。また、これら課題解決のためには首長のリーダーシップが必要不可欠であり、山本知事のイニシアティブに期待したい旨発言しました。これに対し山本知事からは、JICAの持つ海外とのネットワークと群馬県の知見や資源によるシナジー効果を創出していきたい旨発言ありました。
 本協定締結を踏まえ、東京センターは群馬県における多文化共生モデルの構築に取り組んでいく予定です。