日本の教室と世界をつなぐ~荒川区教育委員会と国際協力出前講座に関する覚書を締結~

今年度も引き続き、荒川区教育委員会とJICA東京の連携事業『夢や希望を語り合う・ようこそ海外協力隊』に関する覚書を締結しました。荒川区立の全ての小・中学校において海外協力隊経験者が海外での経験を伝えたり、オンライン授業で開発途上国の教室をつないだりしていく予定です!

2022年6月15日

荒川区の全小学校・中学校で出前講座を! 

本事業は2005年より継続されている事業で、荒川区立の小・中学校に開発途上国の国づくり・人づくりに貢献した海外協力隊経験者を学校に派遣し、現地での体験談を語ることにより、子ども達の好奇心・想像力を喚起し、将来に向けて「夢」や「希望」をもって人生を切り開いていく力を養うことを目的としています。

JICA東京 田中所長、右:荒川区教育委員会 高梨教育長

昨年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い講師の学校訪問が難しくなる時期もありましたが、オンラインも活用しながら出前講座を実施し、荒川区内の小中学校117コマの授業において合計74名の講師を派遣し、2,347名の児童・生徒が受講しました。

児童・生徒の皆さんからは、「自分の経験や技術を誰かのために使う、役立てることの素晴らしさを知りました」、「日本での常識は、外国に行くと常識ではないと気づきました」、「発展途上国の人々のために自分に何ができるのかを考えたいです」などの声があがりました。

世界を知る入口に

【画像】荒川区教育委員会・高梨博和教育長からは、
「このような時代だからこそグローバルな視点を育む機会が必要です。出前講座は児童・生徒にとって世界を知る入口となっていますし、教師にとっても国際理解の大切さを再認識する機会となっています。これからも海外協力隊での経験を語り継いでください。」とのお言葉を頂きました。

開発途上国で人々と共に暮らしたJICA海外協力隊だからこそのリアルな体験談や現地での驚きや喜びの声は児童・生徒にとって多くの気づきがあることでしょう。

今年も荒川区教育委員会とJICA東京のコラボにより、教室と世界が繋がります!


もちろん荒川区だけでなく、協力隊経験者は全国各地にいます。そして学校だけでなく、自治体の市民講座やNPO団体の勉強会でも出前講座を実施することができます!

皆さまの身近な場面でも、ぜひ出前講座を開いてみませんか?