DEALWATCH AWARDS 2016:「Bond Issuer of the Year」を受賞
2017.04.04
この度、独立行政法人国際協力機構(JICA)は、トムソン・ロイター・マーケッツ社の金融情報サービス「Deal Watch(ディールウォッチ)」による「DEAL WATCH AWARDS 2016(ディールウォッチ・アワード2016)」の社債部門で、「Bond Issuer of the Year」を受賞しました。
これは、JICAによる国内発行体初の「ソーシャルボンド」(注)の発行を評価していただいたものです。JICAは今後も年度の計画に応じて継続的にJICA債を発行していきます。
DEALWATCH AWARDSは、日本関連の資本市場の育成・拡大に資することを目的に1995年に設置されました。「本邦市場が世界の主要市場としてさらに発展していく」という観点から、授賞の主な判断基準は発行市場における適正なプライシング、流通市場に移行した後の価格形成、資本市場の発展への貢献や創意・工夫などとなっています。
2016年度の DEALWATCH AWARDSは、「総合」「社債」「地方債」「サムライ債」「株絡み債」「株式」「不動産投資信託証券」の計7部門で構成されています。
JICAは、この中の「社債部門」で「Bond Issuer of the Year」に選ばれました。
国際的に時代の潮流となりはじめている「ソーシャルボンド」を、国内発行体として初めて発行した点が評価されました。開発途上国の持続可能な経済・社会経済に向けた支援というJICAの事業そのものの役割・存在が脚光を浴びました。
(注)社会開発に資する事業を資金使途とする債券で、2016年6月に国際資本市場協会(International Capital Market Association:ICMA)がグリーンボンド原則の付属資料として、その定義と要件を公表したもの。JICAは、JICA債が「ソーシャルボンド」の特性に従う債券である旨、第三者機関(株式会社日本総合研究所 創発戦略センター)からセカンドオピニオンを取得しています。
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