北岡理事長がスリランカのウィクラマシンハ首相と会談

2017年4月12日

北岡理事長(左)とウィクラマシンハ首相(右)

北岡伸一JICA理事長は、4月11日、スリランカ民主社会主義共和国のラニル・ウィクラマシンハ首相と都内で会談しました。

冒頭、北岡理事長は、2015年10月以来となるウィクラマシンハ首相との再会を祝すとともに、中進国入りに向けて着実な経済成長を続けるスリランカに対し、紛争の影響地や農村部への配慮を行いつつ、今後も継続して支援を実施していくことを表明しました。また、その豊かな観光資源の可能性について触れ、同国が持つ潜在性を生かした開発への期待を語りました。

これに対しウィクラマシンハ首相は、スリランカのさらなる発展のために、観光、物流、科学技術などの分野に対する協力に強い期待を示し、JICAが協力準備調査を実施している新総合都市公共交通システム導入計画や、現在協力を行っているキャンディ都市開発計画策定プロジェクトの成果を重視している旨発言がありました。

北岡理事長は、スリランカの将来に向けた国づくりやさらなる社会経済開発のためには、インフラ整備に加えて人材育成を進めていく必要性を指摘し、スリランカの多様な開発支援ニーズを踏まえて、今後も引き続き積極的に協力していきたいと述べました。

JICAは、今後もスリランカに対してインフラ整備、保健、防災など、多様な分野に係る協力を実施していく予定です。