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開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 第3回総会を実施しました

2025.09.11

概要

会議名:開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 第3回総会
日時:2025年4月21日(月)16:00~18:00
会場:JICA本部会議室/オンライン:Teams
参加者:(対面)26名、(オンライン)35名

内容

4月21日に本プラットフォームとして3回目となる総会を開催しました。2024年度のプラットフォーム全体としての活動の振り返りや各種取り組み進捗のご報告、また、次年度の活動計画を報告しました。

(1)2024年度活動報告

年間を通して、消費者向けイベントや勉強会の開催、ニュース配信・出前講座等を通じた情報発信、分科会活動など様々な取り組みを行ってきました。主な報告内容は以下の通りです。

  • 年間活動の振り返り:今年も1年間のプラットフォーム活動の総括となる年次レポートを発行しました。(注1)サステイナブル・カカオの実現に向けた、プラットフォーム全体としての各種活動報告の他、会員の個別での活動の成果を取りまとめて掲載しています。また消費者向けの施策として、昨年度も実施した大手百貨店におけるバレンタインイベントでのステージイベント参加(注2)に加え、会員であるセブン&アイ・ホールディングス様開催の「秋の環境月間」イベントの一環として、ショッピングモールにおいて子供向けのイベントを開催しました。(注3)
  • エクアドルスタディーツアー開催報告:今年度は世界第三位のカカオ生産国である中南米のエクアドルにおいてスタディツアーを実施しました。総会では各訪問地の様子や、参加会員の皆様よりツアーを通しての学びについて報告いただきました。(注4)
  • 児童労働フリーゾーンプロジェクトに関する進捗報告:「児童労働フリーゾーンを通じた子どもの保護主流化プロジェクト」の取り組みに関して、フリーゾーン認定に向けた現地での体制構築等をはじめとする各種進捗や、会員の皆様をはじめとした日本企業や国際機関との連携が進んでいることについて報告をいただきました。
  • 分科会活動報告:昨年度は新たにエクアドル分科会、トレーサビリティ分科会の2つが立ち上がりました。従前から活動を続ける児童労働分科会を含めた3分科会より、それぞれ年間の活動の成果を報告いただきました。

(注1)開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム 2024年度年次レポート
(注2)阪急うめだ本店 バレンタインチョコレート博覧会2025でイベント「チョコを美味しく食べ続けるための挑戦」を実施しました!
(注3)アリオ鷲宮でイベント「人と地球にやさしいチョコ」のひみつを知ろう!を行いました
(注4)カカオの主要生産国エクアドルでスタディツアーを開催しました

(2)今後のプラットフォーム運営

プラットフォームでは、会員間での活発な意見交換を目指し、会員種別および運営委員会を設けています。正会員・準会員の種別により権限が異なることや、プラットフォームの大方針決定のプロセスに関わる運営委員会の位置づけについて改めてご説明し、また運営委員会の既存メンバーの更新希望・新規参加希望者に対するご案内を行いました。

画像

総会の様子

カカオ産業を取り巻く環境は刻一刻と変化しており、社会的・経済的・環境的課題に効果的に対処していくためには、ステークホルダー間での連携が欠かせません。SDGs目標8.7「あらゆる形態の児童労働の撤廃」の目標年を迎え、プラットフォームとしても5年の節目を迎えた中で、今後も会員の皆様が共通の方向性に向かってともに活動していくことのできる環境づくりを目指してまいります。

プラットフォームへの参加にご関心のある方は、以下の「2.入会のご案内」をご参照ください。

開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム

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