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(最終更新:2026年7月)
全体像
モンゴル政府は、長期開発計画「Vision 2050」および「2026–2030年 国家開発基本方針(5か年計画)」において、国民の健康寿命の延伸と包摂的な医療提供体制の構築を国家戦略として掲げています。特に、非感染性疾患(NCD)の増大への対応、予防・早期発見を重視した医療体制への転換、地域間の医療格差是正が重要政策課題とされています。現状では、心血管疾患や悪性腫瘍等のNCDが死亡原因の大宗を占める一方、予防・早期診断体制や医療の質には課題が残っています。また、医療施設・医療人材は首都ウランバートルに集中しており、地方部では専門医療や診断へのアクセスが限定的です。このような背景の下、遠隔医療、医療機器、AI診断、予防医療・健診サービス等を通じて、医療アクセスや医療の質を補完・高度化する分野において、民間企業が関与し得る余地が拡大しています。JICAは、モンゴル日本病院等の既存協力を基盤として、日本企業の技術やノウハウが現地ニーズに即して導入・実証される環境づくりを進めています。
国の政策関連文書と主なポイント
● Vision 2050 ※英語あり
- 健康寿命の延伸
- 非感染性疾患(NCD)対策の強化
- 地域間の医療格差是正
●
2026–2030 国家開発基本方針
※モンゴル語のみの掲載。詳細を確認されたい場合は、必要に応じて在外事務所までお問い合わせください。
- 予防・早期発見を重視した医療システムへの転換
- 一次医療・地域医療の機能強化
- 医療人材の育成・配置改善
- 遠隔医療・デジタルヘルスの推進
分野の特徴・日本との違い
・医療アクセス改善に向けた技術活用の可能性
- 医療施設・医療人材は首都に集中していることが課題。こうした地理的制約は、遠隔医療やデジタルヘルス技術の導入により補完できる余地が大きく、モンゴル政府も政策的に医療DXを重視しており、民間技術の活用が期待されている。
・非感染性疾患(NCD)対策における新たな市場機会
- 予防医療、健診、早期診断のニーズは高く、AI診断、医療機器、健診サービス等を通じた民間参入の可能性が広がっている。日本企業の技術は、医療の質と効率化の両面で貢献し得る。
・医療人材育成・医療機器管理分野での連携余地
- 医療従事者の能力強化とともに、医療機器の導入・保守・品質管理体制の整備が重要となっており、日本企業の知見を活かした継続的な関与が期待される分野である。
関連する主なJICAの協力
JICAは、モンゴル日本病院を拠点として、非感染性疾患の予防・対策強化や、医療人材育成体制の強化に取り組んでいます。