【大阪・関西万博を通じた博覧会及び国際会議開催能力向上】第1バッチの行政官・専門家がコースを修了しました
2025.08.01
2025.08.01
2025年2月から始まった「大阪・関西万博を通じた博覧会及び国際会議開催能力向上」コース。2025年6月27日(金)、第1バッチの行政官・専門家が、閉講式を迎えました。
本コースは、7か国(※1)から行政官・専門家が参加し、大規模な国際会議やイベント等の行事を開催する際の準備や企画運営に関する日本のノウハウを学び、将来各国がそのような行事を開催する際に中心的な役割を担う人材の育成・能力向上を目的としています。
〈来日コース実施期間〉
・第1バッチ:2月5日~6月27日
・第2バッチ:6月4日~10月30日
第1バッチ閉講式の様子
博覧会協会イベントブースでの様子
参加者の皆さんは、大阪・関西万博会場内外でのイベント運営や広報活動等の企画運営の実務についてOJT(実地研修)を通じて学びました。、6月には観光庁と独立行政法人国際観光振興機構(以下、JNTO)が共同で作成した万博関連モデルコースを視察し、各地の観光振興の様子を学ぶとともに、JNTOのWebサイト掲載(※2)に向けて記事を作成しました。また、大阪大学が主催する「いのち会議」事業に参画し、SDGs達成やSDGs+beyondに向けた方策について学びを深めました。
本コースを通して「(実際に万博会場内での業務に従事することにより)さまざまなチームがどのようにロジスティクスを管理し、予期せぬ事態に対応し、部門を超えた円滑なコミュニケーションを維持しているのか、深く理解することができた。座学でのセッションを補う実践的な知識を得ることができ、大変有意義であった」、「会場の運営、テーマ別のデザイン、展示品等を一過性のものとしない工夫等について学ぶことで、特にSDGsと社会的影響に焦点を当てた大規模なイベントがどのように概念化され、運営されているかについて貴重な気づきや学びを得ることができた」、「観光産業の持続可能な成長を支援するために、国家レベルの計画、関係者の協力、インフラ整備がどのように連携しているのか、特に日本が観光をより広範な開発目標とどのように整合させているか、また観光計画やイベント運営にどのように包括性を組み込むことができるのか、深く知見を得ることができた」などの感想が寄せられました。(フィリピンの行政官ミロさんのインタビュー記事は関連リンクから御覧頂けます。)
いのち会議事業での発表の様子
記事執筆に向けた作業の様子(合同実施)
本コースに参加された皆さんが、日本で得た経験・知見、そして繋がりを大切に、帰国後ご活躍されることを心よりお祈りしております。
第1バッチの皆さんに引き続き、第2バッチの皆さんも学びを深めていきます。
(※1)カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイの7か国。うち、モンゴル・マレーシア2か国は短期間での来日
(※2)近日公開予定
scroll